◆ 災い転じて福となす 100個の餃子の巻
そんなふうに彼との距離が近づきつつも、
なかなか次の展開に進まないMちゃん。
そこで、思いついたのが、
何かをいっしょにするのって、いいんじゃないか!?
ふたりとも好きな「餃子」を作ろう!
しかも、そこは、普通の餃子では、インパクトがないっ。
料理編集者なんだから、「皮から手作り」しちゃおう!
と提案すると、大食漢の彼も「いいね~」と好感触。
早速、レシピを探してみると、
皮から手作りするのに「20個分」という分量。
大食漢の彼と、ほかのものまで作るのはムリなMちゃんの事情から、
せっかくだから、5倍にして「100個」作ろう、という計画に。
(食べきれなかったら、冷凍しておいて、今度来た時にね……なんて言ったらしい)。
さすが、恋は盲目(って、こういう時につかう言葉だっけ?!)。
工作感覚っていうんでしょうかね。
大作に挑むって感じが、テンションあがるの、わかります。
はい、恋は、テンションですっ(最近、テンションあがったのは、いつだろ?)
粉をこねました。こねて、こねて(順調)。
包みます。
「うまくできないなぁ~」
「こうするといいよ」
「あ、なるほど」
なんて、教えたりね。
下手なのも、ご愛嬌だし。
いいですね、こういう時間。
しかし、包み始めて、どこに置く? という問題が。
とにかく、大きめの皿に並べ、ラップをかぶせて、くっつかないように粉をふって、
その上にも並べ、また、ラップをひき……。
そうやって、とうとう、終わりました。100個の餃子。
キンキンに冷えた缶ビールで
包み終えた自分たちに乾杯♪
「さて、焼くかぁ~~!」と彼。
「はぁ~~い!」と返事しつつ、
フライパンに油を熱して、さて、餃子を並べようとした時、
「あ”~~~~っ」という悲鳴が。
餃子の皮や具の水分が、餃子の皮同士をくっつけ、
ラップにふった粉なんか、かえって「のり」の役割をしちゃって……。
100個の餃子が一枚のラップにべっとりくっつき、
はがそうとすると、中のお肉が団子になってごろごろごろ。
餃子とは似てもにつかぬ姿に!
……怒りで半泣きのMちゃん。
どうしたらいいのぉ~~~!?と
おかあさんに電話。
「男の人がいっしょなの?(そりゃ、そうだ。100個もひとりでは食べないもん)
彼に料理ができないこと、ばれたね」と。
結局、土鍋を出して、
皮を小さくちぎってすいとんに、具は肉団子に、
つまり、すいとん&肉団子の鍋になりました。
すいとんに肉の出汁がしみて、いいと思ったんだな(とっさの判断)。
そりゃ手作りだから、おいしいよ。
温かい鍋をつつきながら、
「お母さんになんて言われた?」と彼。
「そっか、料理、そんなに得意じゃなかったんだぁ」
思えばここから、
お互いに肩の力が本当にぬけたつきあいが始まったそう(パチパチパチ)。
今回は、作戦の甘さゆえの苦戦の最終ラウンドを迎えたけど、
相手のオウンゴール!!によって、ハートをゲット♪
次回は、3月16日(金)更新予定!


コメント