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profile:山本ふみこ
随筆家。1958年北海道生まれ。つれあい、娘3人、黒猫との、5人と1匹暮らし。ふだんの生活をさりげなく描いたエッセイで読者の支持を集める。著書に『片づけたがり』 『おいしい くふう たのしい くふう 』、『こぎれい、こざっぱり』、『人づきあい学習帖』、『親がしてやれることなんて、ほんの少し』(ともにオレンジページ)、『家族のさじかげん』(家の光協会)など。
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2011年6月 7日 (火)

台所模様

 料理書を見ながら何かつくるというようなとき、以前——それも、かなり以前——は、そりゃあ真面目なものだった。真面目というよりも、それは、融通のきかない思いこみだろうかなあ。材料をそろえるのに、どれくらい苦心したかしれない。不足がちに暮らしている若い主婦の家に、どこの国のものかも知れぬめずらしい調味料を常備しているはずはなく、知識の乏しさも手伝って、聞いたこともない食材はいくらでもあった。
 けれども。つくってみたさ、食べてみたさ、食べさせてみたさは、ひと並みに、いやひと一倍もっていたから、苦心は、当然のことだったといえるだろう。
 そうした苦心が、自らを困らせるということもなくはなかった。
 苦心の末にそろえた目新しい調味料が一度の料理のあと、一向に使われることもなくいつまでも家にある事態。それから。料理書の材料の欄にある、「卵黄……6個分」というときの卵白、「トマト(タネをとって)……大1個」というときのトマトのタネ、「きゅうり(まんなかのタネのある部分はくり抜く)……3本」というときのまんなかの行きどころにも、困った。料理書には、いともあっさりそう記してあるだけだから、若かったわたしは、〈大事な、べつの、部分〉をもて余してしまうのだった。それに当時は、食材を使いきる、生かしきることに興味をもっていなかった。
 わたしはわたしで働き、食材は食材として存在し、というのが当時の台所模様だったのである。

 いまなら、こんなことで困ったりしない。
 調味料も、料理書の云いなりにもとめたりせず、代用のモノを家のなかにさがす。結局一度きりしか使わないのではないかという疑いを自らに対し、きっぱり抱けるようになったおかげで、ここ十何年、見て見ぬふりを決めこむ調味料をかかえこまずにすんでいる。
 ひとつ食材のある部分だけを用いるような場合も、残った部分に罪の意識をもたされることもなくなっている。
 卵白などは、1個分や2個分なら、卵焼きにひき受けてもらったり、焼きものの下味に混ぜこんでしまう。もっと多ければ、炒り卵白にして、サラダのトッピングや酢のものにしたり、トーストの上にのせて食べる。純白の炒り卵は、なかなかうつくしく、大人っぽい。
 トマトのタネ、きゅうりのまんなか、たらこの皮、野菜の皮やしっぽ、そんなのは、どうにだってなる。あぶれたモノたちと懇意にするのが、いまのわたしの台所模様だもの。まかせてほしい。

 ある日。
 夫の仕事部屋に、5人の仲間がやってきた。苦労の末に、やっとまとまりかけた映画の、第一回めの試写会だそうだ。映像製作のむずかしさはわたしの理解をいつも軽く飛び越して、あれよあれよという間に完成地点に着地しているという具合だ。そういうのを無理解と呼ぶのだとしても、無関心ではとてもいられない。それでわたしは、食べるものをこしらえよう……と考える。8畳ほどの、それも窓を閉めきり暗闇をつくった部屋のなか、映像を観る。その後、監督、撮影、録音、編集、その他に力を尽くした面面が意見を交わす場面で、食べるものと云ったら……、サンドウィッチ。
 家でサンドウィッチをこしらえるときは、パンの耳はつけたままにするのだけれど、この日は、なんとはなしに恰好つけてしまった。耳なしのサンドウィッチを、大皿2枚にならべる。

・蒸し鶏とセロリ(マヨネーズ)
・ゆで卵とピクルス、玉ねぎ(ピクルスの漬け汁でつくったドレッシング)
・キューカンバーサンドウィッチ(塩)
・合挽肉と玉ねぎの炒め(トマトソース)
・ママレードとクリームチーズ

 さて、時間どおりに暗闇の部屋にサンドウィッチを運んだあと、わたしのもとに3斤分のパンの耳が残った。パンの耳のような存在と気持ちを通わせ合うせるところまでして初めて、サンドウィッチづくりになるというわけだ。

 翌日の台所模様。
・キッシュ(パンの耳、卵、牛乳、サルサソース、ブロッコリ、ピッツァ用チーズ)
・シーザーサラダ(パンの耳、風変わりなレタス類、ベビーリーフ、パルメザンチーズ)

 もぐもぐ ぱっちり(※)。

※これは、わたしの造語、結びのことばです。おいしそうなのがいいなあ、と思って。


1

卵白の炒りたまごです。
なんでもないことですけれど、これを
考えついたときは、こころが晴れる思いでした。
味つけは、塩こしょう、マヨネーズ、いろいろです。
クリームチーズを塗った上にのせても……。
サラダや、酢のものにも、重宝します。

パンの耳キッシュ、シーザーサラダ(パンの耳入り)のつくり方は、
きっと、また……。
キッシュはサルサソースが、
シーザーサラダはドレッシングが決め手です。 

 

|

コメント

おまきさん

茄子のサンドウィッチは、
つくったことがありません。
つくって食べてみますね。
うす切りというのが、気に入りました。

たらこの皮。
わたしも「パクリ」ですが、
刻んで和えものや酢のものに、
ということもあります。
なかなか贅沢なものでもあるので。ね。

投稿: ふ | 2011年6月11日 (土) 10時49分

みぃさん

レシピどおりに何かつくるということ、
皆さん、しているつもりで、
そうでもないのではないかと思います。
計っていたって、
なるほどと思ったって、
そこには「自分」があらわれて。

(レエシピとの)
かすかなちがいのなかに、
〜らしさがあらわれるのだろうな、
そこがいいなあ、と思えます。

さて。
お父さまのパンというのは、
いかにも素敵。
いいですねえ。
バナナで酵母を……というのも、
初めて知りました。

家のなかに役目をもつというのは、
すばらしいことだな、とあらためて
感じ入っています。

投稿: ふ | 2011年6月11日 (土) 10時47分

ふみこさま、みなさま

卵白のたまごやきは、本当に白いんですね!
私は全卵と混ぜてしまっていたかな……

サンドウィッチは、「なすの薄切りのソテー塩コショウ味とスライスチーズ」の組み合わせが、自分で作ったものではなかなかでした。
あと、「鶏レバーのしょうゆ煮をつぶしたものとたまねぎ」。

どちらも耳つき、一枚を半分に折って作るというものです。

たらこの皮はどうされるんですか? 私は、ぱくっと。

投稿: おまき | 2011年6月10日 (金) 20時43分

ふみこさま みなさま

こんにちは!
私も『しょうさん』と同じように”きっちり計る派”なんですが…。
煮物などはきっちり計ると 味が決まりやすい気がしています。

でもこれって 単なる思い込み みたいなものかもしれませんね。
いつか 味見をしながら目分量でお料理できたらかっこいいな…。
目分量で作れる方々 尊敬します!


我が家のパンは、私の父が毎週焼いてくれます。
バナナで酵母を起こし…という とても贅沢なパンを食べさせてもらっています。

酵母の活動って そりゃあ凄いんです。
3ミリほどあるガラスの瓶が、酵母の発酵の力で割れてしまった事も多々…。
生きているものをいただいている そんな思いがします。

サンドイッチは耳付きです。
端っこの部分が美味しいので 私はいつもそこを狙って食べています(笑)

耳を油で揚げてお砂糖をかけたもの 美味しいですね。
ただ最近は たくさん食べると胃がもたれてしまいます。
子供のころは いくつ食べても平気の平左だったのに…。
歳を取った… いや 歳を重ねたからでしょうね。

投稿: みぃ | 2011年6月10日 (金) 16時05分

こぐまさん

笑いました、わたし。
(わかって……よかった)。

おちがわからなくても、
筋もなんだかはっきりしなくても、
聞いてためておくと、いいですよね。
あとから、思いだして、「あれはそうか」と
思ったりね。

投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 13時58分

ふみこさま。

パンの耳を揚げて砂糖をまぶしたおかし。幼い頃、隣の友達の家に遊びに行った時、作ってもらって食べて、感激した思い出があります。今でも、パンの耳は捨てられません。
ところで、今日久しぶりに、よみきかせ に行ってきました。
民話を習っているので、挑戦してみたんです。
桃太郎の出だしと同じで、芋が流れてきて、おばあさんがおならをしたら
帰ってきたおじいさんが、「今日は、柴を刈らずに くさかった」っていうお話をしたんですが、低学年には、おちがわからず、ぽけーっとしてました。
でも、芋が流れてきたり、おならをしたところでは、けらけら笑ってくれました。
楽しみに待っていてくれた子もいて、もっと上手に読めるようにがんばらなくっちゃ
と思いました。
また、来週行ってきます。

投稿: こぐま | 2011年6月10日 (金) 13時19分

えぞももんがさん

一度、わたしの台所仕事を、
見ていただきたいようです。

なーんだ、インチキの連続!
早いけど、乱暴!

とか、いろいろ思われることでしょう。
自分のしやすいように、
自分勝手に、が、わたしの台所模様です。

ありがとうございます、やさしいおことばを。
きょうも、いい日になります。

投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時56分

ももさん

決心を聞かせていただいたこと、
忘れません。
家で仕事をするというのは、
思いがけないむずかしさも(ちょっと)あるけれど、
信じられないような愉快もあります。

そこをわかっていったり、
みつけたりしながら、どうか、あたらしい道を
てくてくと。

レシピのことは、お待ちください。
思わせぶりで、気恥ずかしいのですけれど。

投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時53分

ゆきたんさん

なんだか、またサンドウィッチが
食べたくなってきました。
というか、つくりたくなってきました。

うちで食べるときは、耳つき、
お土産や、もてなしには、耳つきということに
しています。
こうすると、ときどき「単独耳」に合えますから。

いつか、ここで、皆さん自慢の「たれ」を
おしえていただこうかなと、考えているところです。

投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時50分

ふみこ 様

実は 結婚するまで 私は 親子丼 カレー(しかも市販のルー) シチュー(しかも市販のルー)
目玉焼き 納豆ご飯 しか作れませんでした。
なので 結婚してからが もう大変・・・
午後の3時から 作り始めた夕食は 味見のし過ぎで 
わけのわからない味になり
鼻の奥にツーンと来る調味料もたくさん並び
大さじ1と1/2と書いてあれば それは 絶対に大さじ2であってはいけない
そう思っていました。

主人の母(浜の母さん)の目分量で作りだす 料理の美味しさに
ただただ 「凄いな~~」と 見惚れていました。


軟らかく料理にむかえるようになったのは 数年前です。 
それは きっと ふみこさんのおかげのような気がします。
毎日新聞の 「山本さんちの台所」に出会ったあたりから
肩の力が 抜けました。


でも まだ 一度にこんなに たくさんの種類のサンドイッチを作るのは
無理です・・・・。
頑張ります!! 

投稿: えぞももんが | 2011年6月10日 (金) 06時45分

がーねっとBeeさん

パンの耳の世界観。
たしかに、ゆたかな領域への入口ですね。

投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時43分

ぽんぽんさん

……よかった。
かの国国を、旅しておられるのですね。

「守人」のものがたりの魅力はいろいろ
ありますが、「おいしそう」というのも、大きいですね。

ブログのレシピは、整理して、
いちどきにお知らせする、ということに
させていただこうと思います。
お待ちを。

投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時41分

しょうさん

しょうさんの
台所での夢見る気持ちに、
すっかり感心しています。
「夢」を忘れると、停滞するなあ……とも
思って。

ありがとうございます。


投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時38分

焼き海苔の の さん

サンドウィッチのうれしさというの、
ありますねえ。
なかなかに奥の深い食べものだと、
つくりながらいつも思うのですが、
食べるのには、食べやすくて。

瀟酒で、親切な食べものだなあと
思います。


投稿: ふ | 2011年6月10日 (金) 06時33分

ふみこさま

 ふたたび…、なんだかすみません。
 こっそり話をありがとうございました。

 とっても個人的なことなのですが、 
 私、ふみこさんと同じ「居職」生活になろうと、私としては一大決心をしました…。
 父が亡くなって、ここのところ、
 ここにお邪魔しては、ブツブツ愚痴めいたことを書いては、
 いろんなおことばをいただいてホッとしたり、あったかくなったり、ドキッとしたりしていたのですが、
 それもこれも、何だか宙ぶらりんな状態だったから、みたいです…。

 そして…、ちょっとしたきっかけで決心できました。
 今までは、家の外の仕事場で、ちょっぴり面白い育ちをしているお子さんたちと会うような仕事をしていたのですが、これからは、家に来ていただこう!と思っています。

 なんだか 聞いてもらいたくって書いちゃいました…。
 すみません。
 自分勝手にできない台所事情があったり、
 いろんな制約のある環境ではありますが、
 そんな制約たちを愉しみながら、形づくっていこうと思っています。
 この家が仕事場になるんだぁと、しみじみ。
 「家」に向かって、「これからもよろしくね…」です。
 これは、「家」の愉しみをいつも伝えてくださるふみこさんの影響が大!です。

 そしてね、「現状満足」…。そうだった…。こころに留めて…。
 ありがとうございます。


 追伸:前回書き忘れたのですが、 
     もしよかったら、シーザーサラダの決め手となるドレッシングの作り方、
     教えていただけますか?

投稿: もも | 2011年6月 9日 (木) 22時21分

ふみこ様、皆様
私は、ふみこさんの本を読んで、立ち返ることが多いので、調味料も台所用品も、少しでやっています。
珍しい調味料出てくるレシピは作りません。
お醤油やソース、味噌など、自分が使う調味料だけでも、色々な味があって、面白いなあと思います。

パンのみみ、使って、サンドイッチ派です。
適当に味つけ=おいしい、憧れます。

天然生活のふみこさんの記事を読み、すぐ、お味噌汁が欲しくなりました。影響されています。

投稿: ゆきたん | 2011年6月 9日 (木) 19時32分

ふみこさん、皆さん、こんばんわ^^
私は、食パンにはミミが付いてないと、食べる気がしません!
何で、あんな美味しいモノ、のけものにしちゃうんでしょう?
もう、ミミだけたっぷり!頂きたいです!
サンドイッチの中身をディップみたいに付けたら、美味しいですよね^^

どりすさん、私も高校時代、美術部でした!
パンを消しゴム代わりに使うって、高校の頃に初めて知りました。
それまでは、「匂い付きガキンチョ練り消し」しか知らなかったので、カルチャーショックでした。
急に、「プロの仕事」の世界に足を踏み込んだようでしたよ!

投稿: がーねっとBee | 2011年6月 9日 (木) 18時41分

ふみこ様 皆様
こんにちは

もぐもぐ ぱっちり

いい響きですね(^-^)b
なぜか、昔ばなしの最後に使われる
とっぴんぱらり の ぷぅ
っていうのを思い出しました。

ちょっと似てません?
失礼しました。(^^;

ここのところ、精霊の守人シリーズにとっぷり浸かっております!

バルサが食べる薬草鍋やら(他にも色々)作ってみたい気分にさせられました。
おもしろくて、グイグイ引き込まれています。
教えて頂きありがとうございました。

パンの耳のキッシュも、いつか教えてくださいませね!

投稿: ぽんぽん | 2011年6月 9日 (木) 15時31分

ふみこさま、みなさま

こんにちは。

私はいまだにレシピ本を見ないと作れない料理が多いし、
分量もはかって料理します。
そのほうが早いからです!(笑)
何度か「適当」にやってみて味の調整に時間がかかったので・・・。
自分で実験しながら作る時は適当ですけどね♪
「適当」に料理を作れる人、尊敬します!!

滅多に使わない調味料、おんなじように思って買いません。
でも、今年はちょっと買ってみたいかも、と思っています。
調味料で海外旅行気分、してみようかなって。

あ、あと、今年は梅酒、梅シロップもやってみたかったんだ!

というわけで、わたしはまだまだ「台所の新人」で、
最終的にはふみこさんのような境地になる予感もしつつ、
そこにたどり着くまでにいろいろと冒険したい時期なのかもって
かんじた今週でした。今週も、ありがとうございました。

投稿: しょう | 2011年6月 9日 (木) 13時02分

ふみこさん、おはようございます。

朝、パンだとお昼まで持たない娘がいるので、
パンの朝食は、2週間に1回の日曜日のお楽しみです。

いろんな種類のおいしそうなサンドイッチ!
今度真似してみようと思います。

ecomomを開いたら、思いがけずふみこさんにお会いできて
うれしかったです。
コロッケをサンドイッチにしてもおいしそうですね~。

投稿: 焼海苔の の | 2011年6月 9日 (木) 09時33分

はつえさん

あのレシピ集、どうしてつくれると思ったのだか、
そうしてつくったのだか。
「昆布をつけた水」という話をしたかったのかもしれません。
はずかしくもなつかしい……。

どうもありがとうございます。

うちの近所のパン屋さんは、
食パンに、正方形の耳を1枚ずつつけてくれます。
とりあいですね……、その1枚は。

投稿: ふ | 2011年6月 9日 (木) 08時37分

ふみこさま、おはようございます。

実は、ご著書の『子どもと食べる毎日のごはん』を愛用しています。
さつまいもご飯
鰯の梅干煮(ほかのいろんな魚を煮るときにもこのレシピで)
ぶりのあらと大根の煮もの
鯖の味噌煮
ドライカレー
などはよく作りますし、家族にも好評です。
あらら、そういえばお魚料理はふみこさんにお世話になりっぱなし。
子どもたちには、お肉もいいけどお魚やお豆腐とも仲良くなってもらいたなぁ、と願っているせいかもしれません。
お野菜とだって、もちろん!
ちなみに、今週は開花丼を作りました。
もぐもぐ ぱっちり。何回も。

お気に入りのパン屋さんではパンの耳を揚げたお菓子が売っていて、お砂糖はもちろん、カレー味のものとごま塩のものがあります。
寧楽さんがお店に並べるサンドイッチが、耳をおとすのとつけたままのと両方あるというお話、とてもうれしくなりました。
パンの耳。わたしは本体と同様、そこも大好きです。
なぜか魅かれてしまう…全体の中の限られた部分、そういうちょっと特別な感じに弱いんです(白状しました)。

投稿: はつえ | 2011年6月 9日 (木) 05時43分

のんさん

うれしいことを……云ってくださる。
お礼申し上げます。

昨日は、台所の窓から、
はっとするほどうつくしい夕焼けが見えました。
なんともいえない気持ちになりました。

のんさんの台所の窓から見える空と、
うちの台所の窓から見える空は、
つながった、ひとつの空です。

投稿: ふ | 2011年6月 8日 (水) 13時35分

ゆるりんりんさん

なるほど。

しかし、パンの耳もなかなかに捨て難い、
愛しい存在なのです。

「巻く」といえば、ゆるりんりんさん、
切り落とした棒状のパンの耳を軽く焼き、
クリームチーズを塗って、生ハムを巻いて食べる
というのがあります。
友人からおそわった食べ方です。
耳は焼いたあと、さましてから巻かないと、
生ハムがぐにゃんとなりますから、気をつけて。

(と、耳をあくまで、押しつけているようで……)。

投稿: ふ | 2011年6月 8日 (水) 13時32分

ふみこさま、お久しぶりです。

昨日 図書館で 毎日新聞のふみこさんにお会いして来たところです。
その中の 
「おいしいものは 人を元気づけるし
 つくることも また力になる」 という言葉に
(少しちがっていたら ごめんなさい)
あぁ、そうだったと うなづいて帰りました。

そして、このお話。

早速作ってみたくて、まずは卵黄だけのレシピを探してしまう・・・
そんな本末転倒なことを してしまいそうです。

我家では、サンドイッチの耳が残った時は、
バターで炒めて おろし際に砂糖をからめます。
油で揚げたよりは油っぽくなく、かりんとうと ラスクの中間のようです。
この時のわたしも こころが晴れるような思いでした。
そういえば、朝に 夕に 空を眺めるのも 台所からです。

投稿: のん | 2011年6月 8日 (水) 10時42分

ふみこ様
 
実はわたし、サンドイッチをつくる時
耳の切りとってあるサンド用のパン買ってきます。
耳をどうしよう?と考えるのがつらくなって・・・
いや、耳ばかりを食べる日が続くのがいやになって・・・
はじめから耳がないのを買えば
耳もパン屋さんが有効利用してくれているだろうという
安心感もあって(パン粉にするそうで)・・・
このサンド用のパン、
手巻き寿司のように好きなものをのせて
巻いて食べることもでき、
すごく仲良しになってしまいました。

投稿: ゆるりんりん | 2011年6月 8日 (水) 09時35分

どりすさん

わああ。
美術室のお話、とてもとても好きです。

ついつい大半を食べていました……のところ、
カリカリに揚げたパンの耳に、ザラメ砂糖をまぶし……の段、
とくにいいなあ、と。

カリカリに揚げたパンの耳に、ザラメ砂糖をまぶしたおやつの
値打ちを思いだす、というあたりにめあてを定めて
暮らしてゆきたいなあとも、思いました。

ありがとうございます、どりすさん!

投稿: ふ | 2011年6月 8日 (水) 06時57分

たろじろさん

台所は、自由の天地なんです。
そこは、どうあっても損ないたくないです。ね。ね。

のびのび、好き勝手に。
ほかに、こんなに自由な場所、
あるでしょうか。

佳いきょうを。

投稿: ふ | 2011年6月 8日 (水) 06時53分

ももさん

大きな声では云いにくいので、こっそりと。
わたしは、「現状満足型」です。
だから、進歩の足取りがたどたどしいのだと
云われても、わたしはそうだなあ、
「現状満足型」だなあと、思えます。

満足しながら、ふと、
ほんとうにふと、いろいろの刺激を受けとって、
小さく奮い立つのです。
そのおかげで、やっとのこと、
すこし成長したと思うし、
方法を身につけたとも思います。

自分をなだめつつ、
いたわりつつ……という日日です。

こっそり話、おしまい。


投稿: ふ | 2011年6月 8日 (水) 06時51分

ふみこさま、みなさま。 こんばんは。
 先端恐怖症という言い訳で、ずっと台所から逃げていたので、
私が、そこにちゃんと立てるようになったのは、
最近のことです。
 「元気がでるふだんのごはん」のおかげで、苦手意識よりも、好奇心のほうが高まり、どんどん台所に気持ちが寄っています。
 子供用の先の丸い包丁や、便利調理器具など、助っ人の手を借りてはいますが。
 
 ところで、
 パンの耳で思い出すのは、台所ではなく美術室です。
 デッサンの時に食パンを使うのですが、
どうにも美味しそうで、もったいなくて、ついつい大半を食べていました。
 カリカリに揚げたパンの耳に、ザラメ砂糖をまぶしたおやつを食べたのも
美術室。
 つくる場としては、台所も美術室も似ています。
 パンの耳キッシュ・・・たのしみ♪

 

投稿: どりす | 2011年6月 7日 (火) 23時06分

ふみこさま、こんばんは。

私も料理を始めた頃は分量通りという言葉に戸惑っていたものです。
こんなに複雑な工程を、どうやったら毎日続けられるのか。
絶望しそうになりました。

母親の「味見すればいいじゃない」の一言が無ければどうなっていた事やら。

今でも分量通りって苦手ですけどね。

投稿: たろじろ | 2011年6月 7日 (火) 22時37分

ふみこさま

 料理の本にある材料の裏方になってしまった卵白やタネを、
 見てみないふりをしていたこともあったのですね。

 と~ってもうれしくなりました。うふふふ。
 ふみこさんでも、そんな時代があったんだ!
 
 やっぱり、慌てることはないんですね。
 何事も。
 家に“がらん”スペースを作りだすこと(これは、ちょっとだけできました(笑))も、
 気持ちの良い家族のあり方を見いだすことも…。
 
 なんだかね、あんな風でありたい、こんな風でありたいと
 思うと、どこか気持ちがせいてしまって…。
 そのたびに、ここにきて、『ゆっくりね…』とふみこさんに温かい手を肩においてもらっているような気持ちになっていました。

 ゆっくり、自分のありたい姿に近づけるようになりたいなぁと思いました。
 
 今週も、ありがとうございます…
 

投稿: もも | 2011年6月 7日 (火) 22時29分

Kouji さん

そうそう。
台所では、いまでも、生死が学べます。
かつてはもっとそのことが近かったと思いますが、
いまもたしかに。

いろいろの命をいただいていることが、
いっそう、ひとの命を重くしているとも
いえますものね。

すこしは成長したかな(真似)。

投稿: ふ | 2011年6月 7日 (火) 17時35分

寧楽さん

ああ、そう云っていただけて、
天にものぼる思いです。

パンの耳。
大事ですとも。
(そうでなくても、耳とがしっぽとか、
端っこというのが、わたしは大好きです)。

そう云えば、
ことしはじめの奈良のフォーラムのとき、
寧楽さんが差しいれてくださったサンドウィッチの
おいしかったこと。
いまでも忘れられません。
あのときのは、耳のないサンドウィッチでした。

投稿: ふ | 2011年6月 7日 (火) 17時32分

ふみこさま、みなさま、こんにちは。
 
先週の「頑固さ」と今週のかつての「融通のきかな」さが響きあっているようで、おもしろかったです。ふみこさんの真面目さであり、誠実さなんだろうなと勝手におもっています。それらに気がつき、表現できてしまうところにも。
卵白の卵焼き、いわれなければちょっとわからない、洒落たかんじですね。
何をいまさらとおもわれそうですが、素敵なもの美味しいものができる一方で、料理には危険や恐ろしい面もありますね。生と死が常にある場所であり、行為です。
…ふみこさんがずっとおっしゃっていることは、このことでもあるのだ、とようやく気がつけました。
すこしは、成長したかな。

投稿: Kouji | 2011年6月 7日 (火) 15時31分

ふみこさま

パンの耳も大事にしてくださってありがとうございます。

サンドイッチを作る時
おとすのとつけたままのと両方、店頭に並べます

おとした耳の行先は
近くの保育園。

小さな動物と鶏たちのところへ。

助かっています。

秋になると近くの高校
の文化祭の模擬店の
揚げパンになったり
しています。


雨の日も暑い日も
心をこめて作っている
サンドイッチのお話、
嬉しかったです。


卵白の炒り卵、モッツァレラのようです!

投稿: 寧楽 | 2011年6月 7日 (火) 10時55分

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