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profile:山本ふみこ
随筆家。1958年北海道生まれ。つれあい、娘3人、黒猫との、5人と1匹暮らし。ふだんの生活をさりげなく描いたエッセイで読者の支持を集める。著書に『片づけたがり』 『おいしい くふう たのしい くふう 』、『こぎれい、こざっぱり』、『人づきあい学習帖』、『親がしてやれることなんて、ほんの少し』(ともにオレンジページ)、『家族のさじかげん』(家の光協会)など。
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2011年11月 8日 (火)

何を足すか 〈引用ノート11〉

 日本中のひとが、昨日より今日の方が少しでも美しくなったとしたら、日本中は昨日より今日の方が美しい国になるのです。今日よりは又明日がもっと美しくなったとしたら、日本中は又ずっと素晴らしい、美しい国になっている訳です。
 日本中の女性——といっても、それは、実はあなたがた一人々々が、自分をもっと美しくしようと考えて、ほんの少しでも努力して心がけてゆけば、結局はそれが日本中を美しくする……ということになるわけです。
 もっと美しくなろうと考えることは、それは何もこれ以上お金をかけるということではなくて、今のままでも、例えば、どんなふうに着るものの調和を考えたらいいか、あるいはどんな組合せをしたら美しいのか、またこんなところには何を着て行ったらいいか、といったようなことを、一番効果的な結果になるための工夫をするのです。また女性が「美しく」見える時は、美しい着物を着ていることだけではなくて、そのひとのほんのちょっとした女らしい心づかいから、思いがけない美しさが見られるものだということも知っていて下さい。   
       『あなたがもっと美しくなるために。』(中原淳一/国書刊行会
※1)所収

 「中原淳一」(※2)は、女性たちのこころをときめかせる(励ます、ともいえる)世界観をつくった人物である。ほんとうは、わたしのひとつ前の世代が、「中原淳一」の存在との実時間を生きていた。わたしはといえば、姉さん格の友人や先輩の部屋で「それいゆ」や「ひまわり」(※3)に出合ったクチである。坐りこんで、時がたつのも、日が暮れるのも忘れて読みふけった。
 そのまばゆさは、遠い世界のはなしのようでありながら、そのじつ努力によって、自分もそこへゆき着くことができるという気持ちにさせられるのが常だった。うつくしいが華美ではなく、豊かだが贅沢ではなかった。
 久しぶりに「中原淳一」に会いたくなって、本棚をさがすのに、1冊もみつからない。さがしながら、そういえば……と、頼りない気持ちになってゆくのがわかる。
「中原淳一? 知らないなあ」とか、「何をしたひとですか?」と云われるたび、野蛮なこころになって「これをあげるから、読んでみて!」と叫んでは本を押しつけている自分を思い返して。そんなことでいちいち野蛮なこころになったりするのは、「中原淳一」を幻滅させる振る舞いであることをわかっているつもりだ。それでも、知らないという若いひとに、どうしても知らさなくては、と思うあたりで、突如野蛮に、どうかすると獰猛になってしまう。

 本棚に「中原淳一」の本が(あんなにたくさんあったのに)なくなってしまったことを知ったわたしは、また野蛮なこころになりかかって、書店に本をさがしにゆく。とりあえず、かつて自分が持っていなかった本を1冊さがしあてて、やっと野蛮から解放されたのだった。
 その本『あなたがもっと美しくなるために。』のまえがき(掲出の)を読んで、唸る。これは野蛮、獰猛系統のものでなく、しみじみ感じ入っての唸りである。
「中原淳一」を好きなのは、「日本中のひとが、昨日より今日の方が少しでも美しくなったとしたら、日本中は昨日より今日の方が美しい国になるのです」と、堂堂と云いきるところであり、価値基準を「お金をかける」に置かないところ、すがたかたちのおしゃればかりでなく「なかみ」を大事に考えるところだ。
 この本には、主に、おしゃれについての考え方、工夫について書かれている。帽子のかぶり方。替カラー(衿である)のはなし。ハンカチのはなし。端切れでつくる家着。1着の服を何通りにも着る方法。セーターをよみがえらせる方法。などについて書かれている。そればかりではない、あいだに、電話のかけ方、文字を書く練習、坐ったときの姿勢、うつくしい歩き方、清潔な手、ということについてのエッセイもはさまっていて、はっとさせられる。
 その昔、先輩の本棚からひっぱり出した「それいゆ」には、オーバーを2年に1度、3回仕立て替えたなら、6年に3度あたらしい型のオーバーが着られるというはなしがのっていた。また、1着しかないオーバー(グレーか黒を選んで)の衿のあしらいを変えたり、ベルトをするなどしていろいろに着ることができるというはなしも読んだ。
 そういうはなしは、いつしか自分のなかに棲みつくものである。わたしが、30年以上も1着のコート(紺色のロングコート)を気に入って着つづけているのも、「中原淳一」の導きによるような気がする。途中、仕立てなおしの専門家に頼んで肩幅を詰めてもらったり(肩パットもはずして)、裏地をなおしたり(これは自分でした)しながらの30年である。
 紺色のコート。その存在は、わたしに何かを告げている。
 あるモノをいいなあと思う、気に入る。この選びは成功だったなあ、などとも思ってよろこぶ。大事に、できるかぎり長く使いたいなあと希う。
 ここにあるのは、おしゃれのこころ、約しいこころだ。が、それだけでは足りない、と紺色のコートは告げている。おしゃれ単独でも成りがたく、約しさ一辺倒でも成りがたい有り様(よう)を、紺色のコートは告げている。
 何を足すか。それは、手をかけるということだろうなあと思う。ワードローブに置きつづけ、ひたすらに「大事大事」と思おうとしても、やがて着飽きて(見飽きて)しまうだろう。が、修繕や手入れを加え、小物の工夫をすることで(仕立て替えるところまでゆかなくとも)、おしゃれと約しさが手をとり合うことができる。愛着が生まれる。

 なんだか、また、冬のやってくるのがたのしみになってきた。あのコートを着るたのしみがある。ことしは、どんなふうなことを加えよう。昨年は、若い友人から贈られた、渋みの効いた青系のマフラーがコートの衿もとを引き立ててくれた。
 そうそう、そのコートは丈が長いので、駅の階段を上るときなど、前立てをすこうし持ち上げるようにしないと、裾(すそ)で階段掃除をすることになる。そんなことに気を配るのも、愉快。そうしてまた、長さ故に姿勢をよくして着ないと、折れまがった案山子(かかし)のようになってしまう。ぴんと背筋をのばして、歩かないといけない。そんなことでも、冬の相棒とも云えるコートは、わたしを励ましてくれている。

                     *

 長年の気に入りをある日とつぜん失う悲しみのあることを、ことし知りました。そのような目に遭った人びとのもとに、気に入りの1着がまたやってきますように。

※1 『あなたがもっと美しくなるために。』
1958年(昭和33年)ひまわり社発行の『あなたがもっと美しくなるために』を原本にした作品。

※2 中原淳一
1913−1983 画家、人形作家、ファッションデザイナー、スタイリスト、ヘアアーテイスト、作詞家ほか。著述作品も多数ある。

※3「中原淳一」が自ら企画編集した雑誌に「それいゆ」(1946年)、「ひまわり」(1947年)、「ジュニアそれいゆ」(1954年)、「女の部屋」(1970年)がある(カッコ内は、創刊の年)。「それいゆ」は、フランス語のひまわり。 

Photo
左側が、ここへご紹介した『あなたがもっと美しくなるために。』です。
そして、もう1冊、『夫 中原淳一』(葦原邦子/平凡社ライ
ブラリー)がうちにはあります。この本は、若い友人にも渡さず、持ちつづけて
いました。
葦原邦子(あしはら・くにこ)さんは、戦前の宝塚の大スターです。
退団後、あこがれのひとと結婚、夫を支えつづけました。
出版社時代、幾度かお目にかかる機会を得ました。
あたたかいあたたかい、方。おふたりの夫婦愛は、ひまわりのように
思い出のなかに咲いています。

「中原淳一」の本は、どの本を見てもよいと思っています。
これがおすすめ、と選びきれず、「とにかく」手にとってみてほし
いなあと希っています。

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コメント

ゆきたんさん

早速の読書(本棚からの読み返し)、うれしいです。

ゆきたんさんが、
これまでも持っていらした「美意識」、
「創作」への志に、「火」が入りましたね。

めらめらを、感じています。
おお!

投稿: | 2011年11月15日 (火) 19時51分

ふみこ様、皆様
お久しぶりです。
今回、早速、読み返したのが、中原淳一さんの<おしゃれの絵本>です。ピーコさんが、選・文をされています
冒頭に《洋服とは肌の延長です。肌はいつも美しくありたいものです美しいとは豪華を意味するものではありません。美しい服装によってよりよき生活を送りましょう》と中原淳一さんの文があります私は、洋裁が趣味で、自分の服を作っています。おしゃれして、おでかけ=自分で作った服です。

型紙を作って、生地を選び、仮縫いして…まさに、カーネーションの糸子ちゃんです。
お金を出せば、手に入ることかもしれないけど、私が欲しいのは、私にしか似合わない、私だけの服なのです。私を美しくみせる服なのです。
時間がかかっても、美しくみせる服を作っていきたいです。

中原淳一さんの本、他にも読んでみたいです

投稿: ゆきたん | 2011年11月14日 (月) 20時23分

おまきさん

そうそう。
背筋がピンとして、
こころが潤う存在です、「中原淳一」は。

佳い冬を。

投稿: | 2011年11月14日 (月) 08時51分

くまはちさん

興味深いおはなし、ありがとうございます。

「ブランド」の名前の部分には、
まったく関心がありません。
が、これはいいと思って使っていたものが、
なんとかいうブランドのものだった……ということは
幾度か経験しています。

モノを、
縁のあるなしで、ひたすらに見ているという感じが
いいなあと思ったりしています。
ただし、
縁のありなしを考える境地はかなり深くて、
自分のあり方と関わってくるなあと思えます。

くまはちさんの手織りのストールは、
すごいんだろうなあ、そういうストールと縁を結べる
くまはちさんがすごいんだなあと、思えます。


投稿: | 2011年11月14日 (月) 08時49分

えぞももんがさん

おはようございます。

展覧会も、それはきっといいと思いますが、
本でじっくりむき合うことのできるチャンスがあります。

チャンス。
むき合い方は、いろいろですもの。
そして、それは、いちばんふさわしいかたちで
かなうような気がしています。

とっくり(そう云いますとも!)には、まだ早い
東京です。
わたしも、とっくりをたのしみにしています。
首が暖かいのが、いちばんです。ね。

投稿: | 2011年11月14日 (月) 08時44分

ふみこさま、みなさま

中原淳一さんは図書館で借りて眺め、文章も素敵で、きびしく、
何回も借りたので、私もどこかで探して手元に置いておきたい気持ちになりました。
運のいいことに、今手元に何枚かの図書カードがありまして。
背筋がぴんとする本ですね。ああ、今の私が渇望しているものかも知れません。

今週もありがとうございました。寒くなりましたので、あたたかくしてくださいね。私もハラマキを、出します。

投稿: おまき | 2011年11月13日 (日) 18時45分

ふみこさん、皆さん、こんにちわ^^
一段と、寒くなりましたね。

私が中原淳一さんを知ったのは、美輪明宏さんのご本を通じて。
でも、第一印象で、何だか懐かしい感じがして。
きっと、それまでに、どこかで彼の作品に出会っていて、その絵が自分に住みついていたのかもしれないですね。

私は「おしゃれ音痴」な人間ですが、ひとつ、こだわっている事があって。
「ブランドでモノを選ばない」という事でしょうか。
美輪明宏さんが「ブランドは人の名前(日本ならば、田中、とか、山本、とか)を身につけているという事で、あまり恰好がいいことではない」ということを仰っていて。
確かにそうだな~と思いました。
よく、たらふくブランド服を買い込んじゃった人が、熟慮の上処分…という番組を観ますが、これって、人の名前を捨てちゃう事かァ…と思って。
そう考えると、悲しいですね。

今、私が気に入っているモノのひとつが、一昨年まで息子がお世話になっていた特別支援学校の高等部さんのお子さんが作った、手織りのストール。
これがやって来てから、寒くなるのが少し、楽しみになってきました^^
プロの人の作品に負けない!と自信を持って言えるモノですよ~!
本当に、私のオシャレって、こんな事位ですけれど、身につけるのを心待ちにできる…これも、オシャレの極意かな…と。
大事なことを、このストールから学んでいます。
今年も、もちろん、引っ張り出しています。
使い続け、少しづつ、味わいが増したかな?
すでに、ヘビーローテーションの一枚です^^
「どや!」と云って、自慢しちゃうアイテムです!

投稿: くまはち | 2011年11月13日 (日) 10時20分

ふみこさん おはようございます。

今月の初め 新聞の広告欄で見かけた
中原淳一さんの 小さな展示会。
見つけた時は もう数日しか日にちがなく
札幌市内と言えども電車と地下鉄を乗り継いでいくと
1時間はかかってしまう場所で
とうとう あきらめてしまいました。

いま、「やっぱり 行っておけばよかった・・」と
後悔しています。

冬になると
紺のとっくり(そういいませんか?)セーターを着るのを
楽しみにしています。
ごくごく普通のセーターですが
これを着ると 「背筋をのばそう」そう思うのです。
そして ふだんめったにつけない
アクセサリーを 一つ 身に付けます。

ふみこさんの紺のコートの話を聞いていると
これから来る  冬の楽しみ方が ありました。
月曜日から 雪だるまのマークが3個並んでいる
札幌です。

ふみこさんも 暖かく過ごしてください。 

投稿: えぞももんが | 2011年11月13日 (日) 06時03分

ももさん

どうもありがとうございます。

早速「中原淳一」の本を手にしてくださったこと、
うれしく、ああ、波動だなあと感じ入っています。

おしゃれの意味についても、
「うつくしい」ということばの奥深さについても、
わたしたちは、まだまだ、学習途上です。ね。

投稿: | 2011年11月12日 (土) 06時32分

こぐまさん

子どもたちに本を伝える……。
これは、いまの時代のもっとも大事な事業です。
と思います、わたしは。

どうかどうか、
ひとりずつ(子どもの)のために、
こぐまさん、お願いします、という気持ちです。

投稿: | 2011年11月12日 (土) 06時29分

ふみこさま、みなさま

 「中原淳一」というお名前は、ここにお邪魔して初めて知りました。
 本当に、おしゃれとは無縁で今まで来た感じなので、
 新たな世界が開かれたような気分になっています。
 さっそく、「中原淳一」の本を手にしました。
 「あなたがもっと美しくなるために」と「美しく生きる言葉」です。
 帯に三輪明宏さんのコメントもついていました。
 改めて、「おしゃれ」って、「美しくなる」って、内面なんだなぁと感じさせられました。
 そんな風に考えてみたことなかったなぁ~、
 「おしゃれ」って、着飾ることかと思ってたなぁ~と。

 私、ちっとも「おしゃれ」ではありません。
 でも、どうやら、私の選ぶモノたちは、独特らしいのです…。
 だんな様は、たとえば私が入院して、服が必要になることがあったら、
 私の好きな服を選んで来れる自信がある!と言い切るほどです。
 同じことを友だちに言われました。
 自分では、全く意識したことのないことでびっくりした覚えがあります。
 確かに…、お店に見に行って、ときめく服は、時々しかないなぁと思いました。

 「おしゃれ」を新しい角度から見て、何だか発見した気がします。
 毎日、子育てに忙しいから…と、あきらめず、
 もう少し、自分の身辺のこと、見直してみようかなぁと思います。
 これって、もしかして、自分を見直すことになりそうな…。

 ちょっと愉しくなってきました~♪

 ここにお邪魔すると、素敵な本や映画にも出合えます。
 また愉しみにしております。
 

投稿: もも | 2011年11月11日 (金) 13時24分

ふみこさま。みなさま。
こんにちは。

今日、久しぶりに よみきかせ に行ってきました。
高学年の子に 星新一さんを読んでみました。
ちょっと難しかったみたいですが、星新一さんを知ってもらいたくて
読みました。
低学年には 香山美子さんの「どうぞのいす」
そして、あきやまただしさんの「へんしんトンネル」
を読みました。「へんしんトンネル」は子どもたちみんな知っていて
とっても喜んでくれました。
とけい とけい とつぶやきながらトンネルをくぐると けいと けいと
って言ってでてくるという言葉遊びの本です。
読み終わると高学年の子が、もう1冊読んでと本をもってきてくれ
とても楽しいひとときでした。

中原淳一さん、図書館でさがします。

こうして本を紹介されると、いろんな出会いがあって、いいですね。
私も、子どもたちに本を紹介する役を務められれば・・と思っています。
では、またぁ。

投稿: こぐま | 2011年11月11日 (金) 11時40分

みぃさん

風邪もたのしんでしまう、みぃさん、
おめでとう……という気持ち。

お大事になさってください。

映画のはなし、また、
ここで、皆さんとしたいなあと思います。

投稿: | 2011年11月11日 (金) 08時47分

こきあさん

いらっしゃいませ。

本(ものがたり)を読むような気持ちで
読ませていただきました。
外見やひとの目も大事なことがあるでしょうけれど、
おもしろく気にすればいいなあと、
いつも自分に云い聞かせています。

失恋。
なんと哀しい、なんとうつくしい、
なんと尊い経験であることか。
そして、きっとそこにも「おもしろさ」が
潜んでいるはず。
自分というひとのおもしろさに気づく機会になりますように
(お嬢さんのため、ここからそんなふうに祈っています)。

ありがとうございます。
また、いらしてください。

投稿: | 2011年11月11日 (金) 08時46分

いとうさん

さがしてみてください。
それに、もっと近くにみつかるかもしれません。

思いがけないひとの本棚に、それは……、
あるかもしれません。

佳い日日を。

投稿: | 2011年11月11日 (金) 08時41分

はなこさん

もっとうつくしいこころをもつ自分。
もっとうつくしく振る舞える自分。
それが、ありのままの自分になありますように、
と希いながら……ゆきたいです。ね。

やわらかい歩み(とんがった歩みだと、
いろいろ見逃すから……)で。

投稿: | 2011年11月11日 (金) 08時39分

ふみこさま みなさま

風邪をひきました。ひどい咳です。
病院に行き 薬をもらい 1日炬燵の番人をして過ごしました。

以前 ふみこさんがこちらで紹介して下さった
『おと な り』を鑑賞しました。
風邪が吹き飛ぶような素敵な作品でした。
岡田准一さんのさり気ない優しさが 心にしみました。

また 素敵な映画を 是非 教えて下さいね。
今週も2度のお邪魔をしまして…。
でも この“ときめき”に似た想いを伝えたくて。

みなさまも 風邪などひきませんように!

投稿: みぃ | 2011年11月10日 (木) 17時48分

こんにちは。
このような場に初めて、、おります。

同じ年代で、なんて素敵に歳を重ねてこられたんだろうと、
本を読ませて頂いていつも感心し・・・その後はいつも自己嫌悪。
わたしは、外見や人の目ばかりを気にして生きてきたように思います。
ほんとうは人を必要としてるのに、一人で平気。とふるまって、
今まできてしまいました。強くもないのに。

ふみこさんの文章を読むと、私の望んでる事だったり、大事にしたい事だったりがポロポロと出てきて、
なんとも言えない気持ちになります。

先日、娘が失恋したようです。
大学生になり始めて彼ができて、いつも嫌われないように気を使い、
でも彼の前では そんな素振り見せずにしていたようです。
なんか私に似てるな・・と不憫に思えてきました。
母親なのに情けないですが、消沈しています。

あなたがもっと美しくなるためにー自分の為に手に入れたいと思っていますが、
娘にも何気なく勧められればと思います。

このコメントを読み返すと、皆さんの様にはいかず、元気ないですね。
ごめんなさい。
でも正直なところです。

投稿: こきあ | 2011年11月10日 (木) 16時31分

こんにちは。おじゃまします。

中原淳一さん・・・
図書館にあるかな?今度探してみます。
ありますように。

また きます。

あ。コート。コートを大切にできるふみこさんが うらやましかったです。

投稿: いとう | 2011年11月10日 (木) 10時15分

早速のお返事 ありがとうございます。
感激です。

自分らしい自分・・・
なかなかみつからないものです。
私はこの言葉を
ありのままの自分。と解釈しています。
中原淳一さんの描く女性のように
美しい外見は持っていないけれど
低い鼻も、今ではシワの入った目尻も
太い足も、ちょっと難ある性格も、不器用さも・・・
すべてをひっくるめて自分自身であると認め
甘やかすではなく愛することだと。
エナメルのハイヒールをはかなくても、花柄のスカーフを巻かなくても
美しくなれるんだよと、中原淳一さんは教えてくれたのだと思います。

投稿: はなこ | 2011年11月10日 (木) 04時02分

はなこさん

いらっしゃいまし。

なんだか、どきどきしています。
「中原淳一」からのおたよりのようにも思えて。

ありがとうございます。

理想と誇りを忘れずに、自分らしく生きなさい。

はい、こころして。
……という気持ちです。
自分らしくと云える「自分」をもちたいなあ、と
つくづく思います。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 19時04分

いつも楽しく読ませていただいています。
「中原淳一」という名前に思わず反応してコメントしています。
幼い頃の憧れがたくさん詰まった名前です。
内藤ルネさんや、高橋真琴さんなど、
花柄のスカーフや、カールしたロングヘア、エナメルのハイヒール
持ち手の短いハンドバッグなどなど
高度成長期時代に子どもだった私にとって
カラーテレビや二層式洗濯機とともに
憧れの存在でした。
理想と誇りを忘れずに、自分らしく生きなさい・・・
今でも私の軸になっているこの言葉もまた、中原淳一さんの言葉です。

投稿: はなこ | 2011年11月 9日 (水) 16時53分

ぽんぽんさん

そうそう。

「中原淳一」は、
あたらしい一歩を踏みだそうとする
いまのぽんぽんさんにとって、
励ましにも、たのしみにもなると思います。

よい準備をね。
ゆっくり、たのしみに。ね。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時47分

みぃさん

……姿勢。
気をつけないと、わたし!

剣士にはなれないけれど(たぶん)、
なったつもりで、姿勢よくゆきたいと思います。

いいおはなしを、ありがとうございます。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時45分

Chiaki さん

いらっしゃいませ。

「それいゆ」を(ご実家に)たくさん
お持ちなんですね。
うらやましいです。

坐りこんで、「読みふけって」くださいね。
わたしの分もね。

また、いらしてください。
お待ちしています。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時42分

寧楽さん

手袋というのは、
手を包むわけですね。
贈り手は、寧楽さんの手を握りたかったのかも
しれませんね。

……装う。
ほんとうにね、いいことば。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時39分

ぞみさん

むかしの(自分の)おしゃれは
そうとうにとんがっていたなあ、と思い返しています。
いまは、気負いみたいなものがなくなって、
楽になりました。
が、「楽」が過ぎるとまた、何かが揺らぐので、
気をつけたいです。

よき出合いになりますように、
「中原淳一」の本と。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時36分

ゆるりんりんさん

見た目にもあらわれる、目には見えない部分のこと。
目に見えない部分にも影響する、見た目。

ということを、考えたりしています。

こころは、まだまだ乙女です。
(と、ちょっと書いてみたくなりました)。

……赤面。


投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時33分

あすちるべさん

わたしも「カーネーション」観ています。
「糸子」のがんばりに、思わず励まされています。

着ることの奥深さも、おしえられるようです。
うつくしいということの、意味も。ね。

どうもありがとうございました。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時30分

どりすさん

我にかえりました。

というの、おもしろくて、素敵で、
ふと立ち止まっています。

ときどきは
我にかえりながら、ゆきたいです。ね。
かえりたい「我」がなくならない努力も必要ですね。

投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時28分

アリスさま

滋賀からのおたより、
どうもありがとうございます。

うつくしくありたいということが、
アリスさんからのおたよりには、いつもいつも
あふれています。

きっと、
「中原淳一」の本は、共感の連続となることでしょう。


投稿: | 2011年11月 9日 (水) 12時25分

ふみこ様 皆様
こんにちは

中原さんの本は、気になりつつも、それいゆの表紙しか見かけたことがありません。

彼が示している、美しく生きるということに深く心をうたれ、共感しています。
また、中原さんを知らない方に本を差し上げる行為を、野蛮と表現されたふみこ様の心も、また、美しいと思ってしまいました。

なんにも、感じなければそんな風には考えないとおもいます。
日々の暮らしやその中での自分の有り様やらを、大切にしているからこそと…。
読んでみたいと、思います。自分のために、この日本を美しくするヒントをいただくために(^-^)b

またひとつ、小さな愉しみができました。ありがたや。

みぃさん

ありがとうございます
大きなドキドキと小さなワクワクを抱えて、来月からやってみますね!

投稿: ぽんぽん | 2011年11月 9日 (水) 10時22分

ふみこさま みなさま

おはようございます。

私は剣道を少々たしなんでおりますが(下手っぴな”おばちゃん剣士”です)
やはり姿勢の良さに ある種の“こだわり”のようなものを持っています。

どんなに素敵な洋服やバックを身に付けていても
姿勢が悪いと元気がなく見えたり だらしなく見えたりするのかな…と。

高価ではなくても清潔な服を身につけ
姿勢良く颯爽と歩くだけで 素敵に見える気がしますね。
また 自分もそうありたいと思っています。

針仕事を常としていると 両肩が前方にせり出して
胸郭が狭まり どんどん背中が丸くなってきます。
一仕事終えるたびに グーンと伸びをして 深呼吸。
ちょこっと体操なんかもして…。
歳を重ねても”背筋ピーン!!”でいたいものです。

ぽんぽんさん

おめでとうございます!!
生活のリズムに慣れるまで 何かと大変だろうな…と思います。
無理をされずに でも新鮮な心もちで頑張ってくださいね。


投稿: みぃ | 2011年11月 9日 (水) 10時01分

はじめまして。
いつも本を拝読していましたが、ふみこさんのブログに初コメントです。

中原淳一さんとそれいゆ…母が若い頃に大好きで、捨てられずに
10数回の引っ越しにも無くさず、今も持ち続けています。
高校生の頃でしょうか、私も手に取ってみたときに、言葉の一つ一つに教えられ、
背筋をピンと伸ばしました。
その時以来、気持ちがざわつくと、中原さんの本を読んだものです。
いつの時代でも忘れてはいけないことを教えてくれますね。

実家に帰った時に、またゆっくりと読みたくなりました。

投稿: Chiaki | 2011年11月 8日 (火) 23時25分

ふみこさま

何年もコートは買ってはいません。

車で移動が多いので
ショールやポンチョなど羽織るモノが活躍します。

昨年、不覚にも大事にしていた手袋を片方、落として行方不明に…。

そうしたら、わかっておられたのか!?
素敵な人からプレゼントしていただき、今年の冬は温かに過ごせそうです
装うという言葉の響きに惹かれます。

「それいゆ」とかかれた絵しか知らないのですが
本屋さんで探してみたいです。

ふみこさん、紺色のコートにこの冬はコサージュを足してみてください!

投稿: 寧楽 | 2011年11月 8日 (火) 18時18分

ふみこさん、みなさん、こんばんは。

私がふみこさんの本が、価値観が好きなように
ふみこさんも中原淳一さんに惹かれるんですね。
中原淳一さんのお名前、図書館で
何度か見かけたことがありましたが、
どんな方かわからず、手に取るきっかけが
ありませんでした。早速、読んでみようと思います。

子育ても落ち着いてきて、やっと自分に時間を
かけられるようになってきた最近。
外見やおしゃれもそうですが、いろんな意味で
おしゃれな大人になりたいですね。
中原淳一さんの本を読むのが楽しみ!!

投稿: ぞみ | 2011年11月 8日 (火) 17時23分

ふみこさま
 
そう言えば美輪明宏さんのコンサートへ行くと
日本の女性は中原淳一さんが描かれているような
スタイルが一番似合うのだと何度もおっしゃいます。
見た目だけでなく、目に見えない凛としたもの、
それを失わないようにというメッセージだと受けとめています。
ふみこさんの、「そこんところのなのよ」というお声が
聞こえてきます。
画集の復刻版を持っています。
もう乙女ではないので
同じ格好はできませんが、
ゆとりのあるきちんとした感じ、いいです。

投稿: ゆるりんりん | 2011年11月 8日 (火) 16時55分

ふみこさま こんにちは

中原淳一の『あなたがもっと美しくなるために。』
今は手元にありませんが、確か実家にあるはず・・・。今度探してきます。
読んでいるはずなのに、忘れています。日々に取り紛れて、間に合わせで着ていることが多いです。気が付けば鏡に映っただらしない人は誰?と思うこともあり、
「美しい」背筋が伸びる言葉です。

先日、NHKの朝ドラ『カーネーション』(デザイナーの小篠綾子さんがモデルです)で、主人公の糸子が洋裁の先生に初めて洋服を着たときに言われた言葉
「本当に良い洋服は着る人に品格と誇りを与えてくれる。人は品格と誇りを持てて初めて夢や希望も持てる様になる・・・(だったかな?)」朝のばたばたの中、テレビを横目で見ているとき聞こえてハッとしました。

今回の中原淳一の言葉もドラマの根岸先生の言葉も服(生活ともいえるでしょうか)に対する忘れてはいけないことだと手帳に書いておこうと思います。

投稿: あすちるべ | 2011年11月 8日 (火) 16時36分

ふみこさま、みなさま、こんにちは。
 中原淳一さんの描く女性に出会ったのは、ぬり絵に夢中だった頃。
 自分のぬり絵の少女と、伯母が持っていた本、中原淳一さんの描く少女の
違いが衝動的だったことを 覚えています。
 なんて女性の美しさに優しく、真摯なかたなんでしょう。
 「美しくなるために・・・」、最近の日常生活で、それは埃を被っていました。
 「忙しいから」という言葉は、言うと、よけい疲れそうだったので、
自分の口の奥でモグモグつぶやき、髪のバサバサも、身なりの大雑把さも
言い訳にしていましたが、
 我にかえりました。
 「スーヴェニール」の画集のショートカットの女性を目標に。

 「お気に入り」っていいですね。
 大切にしたくなるものが見つかるとよいなぁ。
 

投稿: どりす | 2011年11月 8日 (火) 13時07分

山本さま、
ご無沙汰しております。
中原氏のお名前は存知ていましたが、著書・著作は手に取ったことがありません。
とても素敵な話だと思いましたので、探してみます。
素敵なご本の紹介ありがとうございました。
今、実家のある滋賀県にいてゆっくりしていますが、美しくありたいという気持ち、忘れがちになりますので。

投稿: アリス | 2011年11月 8日 (火) 10時32分

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