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2007年6月

2007年6月29日 (金)

緑の中のピクニック

このブログでも何度か登場しているセントラルパーク、面積は日比谷公園の20倍以上(ちなみに日比谷公園は約4万9千坪。その20倍というと・・・)。広々とした芝生の広場や花の咲き乱れるフランス式の庭園、水鳥の憩う池や貯水池、雑木林、動物園やお城まであって、ちょっとした小王国のよう。豊かな緑と次々に変わる景観に目を奪われてずんずん歩くうち、気づいたら地下鉄駅5つ分完歩しちゃった、なんてこともよくあるのです。


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セントラルパーク、東72丁目付近の池。模型のヨットが帆走するのを眺めつつ、子どもも大人も航海者気分!

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公園北の大きな貯水池から、マンハッタンの摩天楼を一望。

若葉の間からこぼれる木漏れ日が美しいこの季節、みんなで楽しもうよ――と、友人がピクニックを企画してくれました。集まったのは女子数名。男子禁制というわけじゃないけれど、ときには女子校気分(←年齢ツッコミは却下!)で華やかに・・・もよいものです。


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女子校ピクニック部のみなさんでーす(年齢ツッコミなしだってば)

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ピクニックを企画してくれたさとみちゃん。フランス産ワイン輸入&卸売りの仕事をしているので、ワインのセレクトは彼女におまかせ。

華やかなのは、メニューも然り。欧米人のピクニックはパンにチーズやハム、オリーブ程度のシンプルメニューが多いのですが、さすが日本人女子、お弁当に込めた気合いが違う! 明太子や梅しそ、赤唐辛子入りの味噌などバラエティ豊かなおにぎり。野菜たっぷりのパスタ、キャベツ&きくらげ&高野豆腐のチャンプルー。海老とアスパラガスの煮浸しやスモークした牡蠣の油漬け、食後にはフルーツも♪ そばを通る人々がうらやましげな視線を投げてきます。あまりにも気持ちよいひとときだったので、野外コンサートを聴きながらまたピクニックしよう、という話になりました。


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ごちそうの一部をご紹介。各種おにぎり、野菜たっぷりスパ、紫キャベツの甘酢漬け・・・まだまだいっぱい食べちゃった!

そう・・・夏のニューヨークの魅力のひとつは、市内あちこちで行われる野外コンサート。セントラルパークではニューヨーク交響楽団やメトロポリタン・オペラ、シェイクスピアの野外劇。その他、市内あちこちの公園や広場でジャズフェスティバルやダンス公演、映画祭などが開かれます。
2度めのピクニックはメトロポリタン・オペラの野外公演を観ながらに決定。数日前から天気予報をチェックし、誰が何を持って行くかなどを決めて楽しみにしていました。


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あこがれのメトロポリタン・オペラがセントラルパークに♪ この日の演目はプッチーニの『ラ・ボエーム』

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公予定時間の2時間前から、みんな席取りをして楽しみに待つわけです。

さて当日。ワインも冷えてるし、本物のワイングラスもあるし、わーい鶏の唐揚げもあるぅー、なんて明るいうちから盛り上がっていたのですが・・・
昼過ぎまで断続的に降っていた雨。もう止んだと思ったのは、希望的観測だったみたい。頭上に灰色の雲が・・・と思う間もなく、バラバラと大粒のがきたきたーっ!
傘(せめて持っててよかった)をさし、どんどん濡れていく敷物に呆然と座ってワインを啜る私たち。周囲で敷物を広げていた人たちも、傘を握って途方に暮れています。キャンプ用の椅子に座って全身を覆う雨合羽をかぶり、悠然としている強者もいたけど・・・


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突然の雨に、みんなアタフタ。とりあえず傘をさして呆然・・・

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すっぽり雨合羽をかぶって悠然としている、用意周到な方もいました。

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ロゼワインは雨で2倍に薄まって、朝顔の色水みたい。

辺り一面を池のようにして、通り雨は来た時と同じようにすばやく去っていきました。オペラは中止。でも不思議に気分がいいのはなぜ?


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敷物はもう、グジャグジャのビジョビジョ。ここまで来たら笑うしかない!?

それは、たとえれば「水たまりで遊んでいたら長靴の中に水が入っちゃった子ども」状態。もうなんでもいいや! とスッキリ自由な気分です。周囲の人たちも同じようにナチュラル・ハイになっているらしく、さっきまで心配げにステージを見つめていた男性は「だけどいいさ。これも一種のパーティーだもん」と冗談を言ってニコニコ。こういうとき、ニューヨーカーの人なつこさはとってもチャーミング!

大丈夫、夏はまだはじまったばかり。今度はみんなでお金を出し合って、うーんと大きいパラソルを買っておこうね――なんて話しながら、しっとり濡れた緑の公園を後にした私たちなのでした。

 

★次回の更新は7月6日(金)です! 

2007年6月22日 (金)

「ビッグ・アップル」が「グリーン・アップル」に変身中?

「ビッグ・アップル」のあだなで親しまれるニューヨーク。それが近ごろ「ビッグ・グリーン・アップル」に変わりつつある気配です。
たとえば、ごみのリサイクル。ニューヨーク市では大まかに分けて、
  1. 紙類全般(ミルクやジュースなどの紙パックを除く)
  2. 瓶、缶、プラスチックボトル、およびミルクやジュースの紙パック

の2種類のリサイクルをよびかけています。多くの人は、少なくとも家庭での分類は心がけているみたい。
問題は、外で出るごみ。普通のごみ箱は、かなりいろいろな場所に設置してあります(それなのに路上にポイ捨てする人がいるのは本当に悲しい! ときどき、地下鉄の扉が開いた拍子にポイ、と空き瓶を線路に捨てる人までいるんですよ)。でも、リサイクル用は分けていないのが現実。外出先でボトル入りウォーターを買った場合、飲み終わった空のボトルは家に持ち帰るのが理想なのでしょうね・・・でもその後いろいろ寄る場所があるときは「ごめんっ」とつぶやきつつ普通のごみ箱に捨ててしまったりもします。
でもこの春から、試験的にリサイクル用の公共ごみ箱が設置されました。公共ごみ箱に捨てられるごみの半分以上がリサイクル可能な素材だとわかって、市もようやく動き出したようなのです。

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ニューヨークの公園に新しく設置された、リサイクル用ごみ箱。忙しいニューヨーカーにも一目でわかるように「緑=紙類」、「青=ボトル、缶」と色分けされています。

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この夏から、いらない衣料品を受けつける「テキスタイル・リサイクル」のプログラムも登場。手作り感がカワユイ。

もうひとつ私が秘かにパチパチと拍手を送っているのは、「ペディキャブ」。客席を自転車でひっぱる、ベトナムで「シクロ」って呼ばれるあれです。もちろん速度ではイエローキャブには劣るし、お値段もちょっぴり高めだけれど・・・
環境に優しい交通手段として車に替われるかどうかは別としても、あんなかわいい乗り物がすいすい走る街並みって、素敵ではないですか! 交通渋滞が激しいときや、イエローキャブがなかなかつかまらずに困っていたときペディキャブに助けられたという声も聞きます(友人は、ビシッとスーツを着たビジネスマン男性2名が並んで乗っている姿を目撃したそう。ビジネス先に急いでいたのかしら・・・微妙に恥ずかしげな表情がキュートだったそうです♪)。

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おしゃれな5番街でも、ペディキャブ大活躍。チリンチリンと鈴を鳴らしてお客を呼ぶあたり、なぜか懐かし感が漂うのです。

拍手を送っているだけでは物足りなくなり、友人を誘って乗ってみることにしました。セントラルパークに停まっていた数台の中からちょっとシャイな感じのお兄さんに接近し、「5ドルで行けるところまでお願いします」とリクエスト。お兄さんは「オッケー」とペダルに足をかけ、スイ~ッと漕ぎだして・・・。

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ちょっぴりシャイなビギナー運転手のお兄さん。でも漕ぎだしたらスイスイ、絶好調!

これが、びっくりするほど気持ちいいのです! 自動車の車内は「閉じられた空間」だけど、ペディキャブは窓がないのでとってもオープン。隣を駆けていくローラーブレードの人たち、レース自転車で颯爽と追い抜いていく人たちと、空間を「共有」している気がします。でも自分では漕いでいないので「きゃ~☆」などと歓声をあげつつ緑の香りを堪能する余裕もあり、一石二鳥とはこのコト!? お江戸の街を走っていた人力車の乗り心地も、こんなふうだったのかしら。文字通り「人の力」でつくりだす速度って、乗る側もなんだかとても安心です。

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公園ドライブ中、こんなおふたりも見かけました(おだいじに~)。

憧れのペディキャブ・ドライブはあっというまに終了。灰色のビルの間を自動車がギュンギュン走る世界に戻りつつ、ふと見えてしまったんです。もうひとつの世界街路樹の枝がマーブル模様の陰を落とす道を、ペディキャブがスイスイ、ほこほこ行く世界が。「速さ」が大事なときも多々あるけれど、スローを楽しむのもいい。そういうところから“エコ”に入っていくのも、悪くない。そんなふうに、思いませんか?

 

★次回の更新は6月29日(金)です! 

2007年6月15日 (金)

アンチエイジング効果のジュース、流行中

キラキラの陽射しがうれしい季節になりました! でも「その日焼け、いいの?」と言われるとドキッ。小麦色の肌は魅力的だけど、紫外線は肌の老化を招くんだっけ。しかもそれだけでなく、排気ガスやストレスも肌老化の原因。紫外線と排気ガスとストレスに満ちた初夏の都会で、俺はどうすればいいんだぁーっとこぶしを握りしめ叫びたくなってしまうのは、私だけでしょうか!?
そんなストレス多き現代の生活に射しこむ一条の光・・・アンチ・エイジング効果のあるジュースがいま、ニューヨークで大人気なのです。そもそも老化の一因は、活性酸素(フリーラジカル)によって肌の組織がダメージを受けること。金属が錆びたり、リンゴの切り口が茶色くなる「酸化」と似ている・・・と考えると、イメージが湧いてきますよね。このコワーイ活性酸素の働きを抑える「抗酸化(アンチオキシダント)」作用のあるフルーツジュースのおかげで、ニューヨークのドリンク界には空前のアンチオキシダント・ブームが訪れています。
ブームの火付け役は、ザクロ(ポムグラネイト)のジュース「ポム・ワンダフル」。雪だるま風のボトルが可愛くて、2002年の登場以来、ロングラン・ヒット商品。赤・紫系の果実には若返りの魔法が潜んでいるのかしら? 動脈硬化を防ぐポリフェノールが赤ワインにたくさん含まれているのも、赤紫のブドウの皮のおかげだそうですね。

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雪だるま型がカワイイ、「ポム・ワンダフル」。こっくりと濃いので、私は水で倍くらいに薄めて飲んでます。

さて、ザクロに続け! 追い越せ! という勢いで他のベリー系ドリンクも続々、登場しています。スーパーの棚にはブラックカランツ(黒すぐり・カシス)やクランベリー、ブルーベリーとベリー系のジュースが勢揃い。中でも注目すべきニューフェイスはブラジル産のアサイベリー。アサイ椰子の実で、アマゾン流域では昔からこの実のジュースを飲んだり、樹の幹の柔らかいところを食べたりしてきたそう。活性酸素を消す能力は、他のベリー類と比べてもピカ一なのだとか。
さて、気になるお味のほうはいかに?

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スーパーのドリンク売り場には「身体によくてデリシャス!」を歌ったドリンクがずらり。アンチオキシダント、オメガ3、プロテイン・・・アメリカの消費者も栄養情報にすっかり詳しくなったみたい。

アンチオキシダント・ドリンク元祖の「ポム」は、あの小さくて透き通ったルビー色のザクロの実から、こんなジュースが!?――と驚くほど、黒に近い濃厚な赤紫。そのままグビグビッと飲み干すには少々濃い味だけれど、スパークリングウォーターで割ると爽やかな飲み物に変身♪ これでゼリーを作ったりしたら見た目も可愛くておいしいのでは、と思いました。ピュアな赤がかわいいクランベリーは、酸っぱいのでたいていりんごジュースで薄めてあります。でもクランベリー100%、しかも濃縮還元ではなく搾りたて、という商品があったので試してみました。が、こ、これは酸っぱい! ちょっと飲んだだけで、思わず口が「梅干おばあちゃん」に・・・。こっくり甘いブラックカランツジュースと合わせ、水で割るとおいしいことがわかったので、薄めながら飲んで、1瓶を長いこと楽しむことができました。

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「スッパ!」のクランベリー100%ジュースにブラックカランツのジュースを合わせ、割ってみた。こっくりと赤紫の果実の味がします!

ちょっと驚いたのはアサイベリー。さらりと飲みやすくて、でもなぜかヨーグルトというか、乳酸菌飲料みたいなコクがあるのです。私が買ってみたのは「ボサノバ」という商品名で、熱帯雨林で採れた天然のアサイベリーを使っているのだとか。地元アマゾンの熱帯雨林基金と提携して、収益の一部を樹々を守るために使っているという、なかなかエコ・コンシャスな会社でもあります。

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「ボサノバ」という名前のアサイベリー・ジュースと、ビタミンCがいっぱいのブラックカランツのジュース。お値段はどちらも1瓶2ドル99セント(税別)ナリ。

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し、しわがとれるってほんと!?・・・とお隣の猫ちゃんも興味津々。

一時期はアメリカでもボトックスやプチ整形が流行ったけれど、どうせならおいしく飲んで、内側から若さをキープできたら最高ですよね!

 

★次回の更新は6月22日(金)です! 

2007年6月 8日 (金)

身体にやさしいお薬、ハーブ

ん? 何か重い感じがする。うわ、い、痛っ。
気づいたときはすでに遅く、うんうん唸って七転八倒・・・のっけからタダナラヌ話でごめんなさい。私、ひどい生理痛持ちなんです。もともと周期がひどく不順なのでいつやってくるかわからない。でも来ると「来たーっ」と指さして叫ぶこともできないほど急な痛みに襲われ、歩くどころかまともに話すこともできないほど。生理痛は個人差が大きいようですが、みなさんはいかがですか? ふだんの健康なら食べものや運動でメインテナンスしたいけれど、急な痛みには頼りになる常備薬がかかせないものですよね。

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私の薬箱。とりあえず健康(←おてんとうさまに感謝!)なので、コンパクトです。

ところでアメリカでは、薬を買う手順が日本と違うんです。大きく分けると、

1. ドラッグストア(薬だけでなく化粧品や雑貨も扱っている)のレジのカウンター越しに買える「オーバー・ザ・カウンター(略してOTC)」
2. お医者さんからもらった処方箋をドラッグストア内のファーマシー(正確な意味での薬局)部門に持っていって作ってもらう「プリスクリプション(処方薬)」。日本では抗生物質など病院で出してもらえるけれど、アメリカの場合は病院→薬局という2ステップを経ないと手に入らないのです(病気のときはこの手間がとっても辛い)。

私は長いこと、のオーバー・ザ・カウンター系鎮静剤を使っていました。でもなんだか「強すぎる」のです。効くのはいいけれど、「アトミック・パーンチ!(←ふ、古い・・・)」という感じで完全ノックアウト。目覚めると痛みは鈍くなっているものの、頭はぼーっ、身体はふら~り。これってちょっと心配!? なので市販の薬を摂るのをやめ、プルーンを食べて鉄分増強を図り、いくらか痛みの軽減がありました。が、やはり急な“発作”は来るもので。外での仕事があるのに困った! というとき、行きつけの自然派薬局のおねえさんに相談したら「私はこれがすごく効いたわ」というハーブの液状薬を教えてくれました。

これが! 効くのです。それも植物たちが「よしよし、大丈夫だよ」とお腹をなでてくれているような、すーっと優しい鎮静効果。以来、愛用しています。これに含まれているのは・・・

クランプ・バーク・・・別名「セイヨウカンボク」。主に樹皮を使用する。生理痛のさしこむような痛みに効果的。
ワイルド・ヤム・・・別名「野生ヤマノイモ」。植物性エストロゲンが含まれ、更年期障害や生理前の痛みを緩和してくれる。
ブラックコホシュ・・・別名「アメリカショウマ」。ホルモンに関連する女性特有の疾患に効果がある。


ニューヨークではここ数年、自然療法への関心が高まっています。イーストビレッジにあるフラワー・パワー・ハーブス&ルーツは小さいお店だけれど、いつもお客さんが絶えないほど大人気。先日は低血圧に悩む友人と一緒に立ち寄ったのですが、丁寧に相談にのってくれました。ホーソーンベリーというヨーロッパに古くから伝わる心臓の調子を整えるハーブの抽出液を買って帰った友人は、それから毎日水に数滴落として飲んでいるそうです。「効果はゆるやかに表れるそうだけど、もう身体が喜んでいる気がするわ」とのこと。  

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イーストビレッジにあるハーブ専門店「フラワーパワー・ハーブス&ルーツ」。小さいけれどお客が絶えない、なぜか居心地がいいお店。

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お店番のケイトはハーブに詳しくて、細かい相談にものってくれる。ペット用のハーブもあります。

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壁いっぱい並んだガラス瓶にはあらゆる種類のハーブ。
いちばん人気の「イラクサ」は、腎臓機能をととのえたり
髪や爪をつやつやにしてくれるのだそう。

来る夏に備えての健康シリーズ(←と、勝手に決定)。次回はアメリカで大ブレイク中の、おいしくてアンチエイジングにも効果バッチリと噂のドリンクについて、レポートしますね!

 

★次回の更新は6月15日(金)です! 

2007年6月 1日 (金)

アイスクリーム界に新旋風!?

ニューヨークにも初夏が来ました! 
夏のおやつといえばアイスクリーム。アイスクリームって「幸せを運ぶ食べもの」と思いませんか? ひんやり冷たくて、舌の上でとろけるあの感覚。口のまわりにカールおじさん風「ひげ」を作ってニコニコ顔の子どもたち、ちょっぴり背中を丸めてスプーンを口に運ぶおじいさん。他の人がアイスクリームを食べる姿を見ているだけでも、うれしくなってしまいます。

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すっかり夏が訪れたセントラルパークでは、アイスクリームの屋台も大繁盛。

典型的アメリカン・アイスクリームはリッチでクリーミー、チョコチップやナッツを混ぜ込んだ食べごたえのあるものが主流。たとえば、  

●麦芽風味のアイスクリームに、チョコレートでくるんだピーナツバター入りプレッツェルを砕いたもの+チョコレートファッジ+ピーナツバターを混ぜこんだ、その名も「チャビー・ハビー(太った夫)」。バーモント州発ベン&ジェリー社の人気フレーバー。
  
●バニラアイスクリームにミント風味のリキュールとオレオクッキー、チョコフレークを混ぜた「グラスホッパー・パイ」。ボストン発イーマック&ボリオ社のオリジナル。


しかもパイントサイズ=473mlをひとりでペロリ、という強者もけっこういたりして・・・。
こんなボリュームたっぷりタイプか、あるいは人工甘味料を使ってカロリーを抑えたソフトクリームタイプ(こちらもフレーバー&トッピングいろいろあり)――という二極化がいままでの定番でした。でもこのごろ、新しい動きが出てきたのです。

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低カロリーのソフトクリーム「テイスティ・ディライト」はもうひとつの定番。おいしいかって? うーん、なぜか「食べてみたい!」気にならないんですよね・・・

それは、イタリアン・ジェラート旋風。今年5月にブロードウェイに登場したグロムというショップは、連日行列ができるほどの大ブレイク! せっかちなニューヨーカーが辛抱強く列を作るほどの味とは!?・・・というわけで、さっそく私も行ってみました♪

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ブロードウェイにオープンしたグロムは、トリノ発の高級ジェラート屋さん。大人のひとり客が多いのにも理由がありまして・・・。


並びながら値段表を見てびっくり。手のひらにちょこんと乗るスモールサイズが、4ドル75セント(約580円)。ハー○ンダッツのパイントサイズは4ドルちょっとなので、ざっと見積もって約10倍!? 
でもメニューを読むうち、納得してきました。このお店では、素材をものすごく大切にしているのです。オーガニック地鶏の卵。イタリアのアマルフィ海岸で昔ながらの農法で作られたレモン(イタリアのスローフード協会推奨)。環境への影響を考えて収穫高を限定した、ピエモンテ地方のヘーゼルナッツ。 
今月のフレーバー、クリーム&ラズベリーの「ルナ・ロッサ」とシナモンの2種類を買って、奥のテーブルへ。

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ほんのりピンクの「ルナ・ロッサ」はクリームの優しい味とラズベリーの風味。ちょっぴり大人味のシナモンは絶品でした! トウモロコシ粉のビスケットとも相性◎。


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苺、レモン、イタリアのお菓子の「カッサータ」など、シンプルで伝統的なフレーバーが特徴。スローフードを意識した素材選びをしています。

うーん、なるほど! 典型的アメリカン・アイスクリームを具たっぷり、風味はじけるブイヤベースにたとえるならば、ここんちのジェラートは厳選した素材できっちり、しっかりとった京風お出汁という感じ。派手さはないものの、繊細で深く、しみじみ「本物」な味がします。大人のひとり客が多いのも、うなずけるかも。私の横では買い物帰りのご婦人がゆっくりとスモールサイズを楽しみ、食べ終わったあとスプーンをていねいに拭いてバッグにしまっていました(次に来るときのリサイクル用かな?)。量よりも質を求め、地球との関わりも考えて食べものを作り、味わっていく。アメリカのおやつ界にも、そんな流れがやってきているのかもしれません。



★次回の更新は6月8日(金)です! 

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プロフィール

渡辺葉
渡辺 葉(わたなべ よう)
翻訳家・エッセイスト。慶応大学卒業後、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校への留学を経て女優を志す。95年からニューヨークで暮らし始め、舞台女優として活動。現在はエッセイの執筆や料理本の翻訳などを手がける。料理とダンスが大好きな、好奇心旺盛な女性です。
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