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2007年7月 6日 (金)

わくわく宝探し♪ アメリカならではのキッチン用品

モノをつくる道具って、見ているだけでも楽しいと思いませんか? おいしいものをつくるキッチン用品は、特にそう。変わった鍋を見つけると「これでどんな料理をつくるんだろう」と知りたくなるし、その料理を味わってみたくなる。両方に取手のついたナイフはどうやって使うのかしら、とか、この不思議な形の道具は何をするためのもの? とか、キッチン用品のお店って未知のおいしさに出会うための“なぞなぞ”でいっぱいです。よその国や他の地方に旅するたびに料理道具の店を覗いてしまう、という方も多いのでは?

アメリカのキッチン用品店といえば日本でもおなじみ、サンフランシスコ発のウィリアムズ・ソ○マがありますね。私も大好き! でも値段が高めなので、ゆっくり回ってあれこれ眺め、そのまま出てくる・・・という“美術館”として愛用(!?)しています。
同様に見て楽しいキッチン用品のお店に、ワシントン州シアトル発のシュル・ラ・ターブル(フランス語で「食卓の上」という意味)があります。こちらは値段的にも少し手が届きやすい感じ。個人的にはこのお店オリジナルのディナー皿(パールシリーズ)のファンであります。

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ワシントン州シアトル発のシュル・ラ・ターブル。ニューヨークのソーホーにも登場。

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ベークド&ロースト料理の多いお国柄、オーブン用鍋や耐熱容器、やはり充実の品ぞろい! (この写真はシュル・ラ・ターブル店内)

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ワタクシ、シュル・ラ・ターブルで見つけたフランス製のフォーク&ナイフ類を愛用しております。

ニューヨークにはさすがにいろいろなキッチン用品店があるけれど、私がいちばん好きなのは老舗のゼイバース! もともとユダヤ系のデリで、世界広しといえども店舗はマンハッタン、アッパーウエストサイドの一店のみ。1階にある食料品店のチーズ売り場横にある階段を上ると、2階のキッチン用品&おうち雑貨部門が広がっています。


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ブロードウェイと西80丁目の角にある、ゼイバース。創業1934年の老舗です。

この店は「美術館」というよりは、実用的でフレンドリー値段の品物がいっぱい詰まっている、いわば「宝箱」。特に買うべきものがないときでもつい、ふらりと「宝探し」に出かけたくなってしまうのです。


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1階の食料品店から2階へ上がると・・・だーッ! と広がるキッチンツールたち。

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おいしい煮込みには欠かせない、ル・クルーゼ鍋も揃ってます(新色のトルコブルー、かわいいですよね!)

最近の「宝探し」では、これぞアメリカ! というキッチンツールを発見しました。それは、
「ベーグル用ギロチン」
ギロチンって、アナタ・・・。
ドーナツ型のベーグルって、表面はツルツル、中はもっちり。確かにスパッと横半分に切るのはむずかしいですよね。でもこの「ギロチン」にベーグルを縦に入れ、刃をダン! と降ろすと、きれいに半分に切れるというわけ。確かに仕組みは「ギロチン」だけど、そのままネーミングしてしまうセンスには脱帽!?


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おいしい朝食のためには、情け容赦は入らぬッ!・・・という人のためのベーグル・ギロチン。

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製菓用品もズラリ。ケーキ焼きたくなっちゃいますよね。

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これに少量の水を張ってハーブを立てると長持ちするという「フレッシュ・ハーブ・キーパー」。これはいいかも♪

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アイデア賞をあげたいのはこれ。平たいフライパン型だけど、ベコッと押すと・・・

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半球型の水切りザルに早変わり! これも立派な省スペース!?

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アメリカの家庭でこのごろよく見かけるのは、竹製カッティングボード。竹を重ねて切った断面がエレガントな模様になっているのです。育成の早い竹素材だからエコ的にも優等生かも。

アメリカの家庭はオーブン料理が多いので、オーブン用鍋やキャセロールの充実ぶりには特筆すべきものがあります。お肉をローストするとき焼き汁をかけるための巨大スポイトや、肉の下の部分もパリッと仕上げるための“網棚”、ロースティング・ラック。ハムなどに照りをつけるグレーズを塗る刷毛も、従来の毛のものから洗いやすいシリコンのものなどいろいろ。普通のお皿も裏を返すと「オーブン&ディッシュウォッシャー・セーフ」と書いたものが多いあたり、アメリカ家庭のキッチン事情が浮かびますよね。私はひとり、せいぜいふたり暮らししか経験したことがなく大きなお肉をローストする機会にはなかなか恵まれないのですが、一度ドーンと大きなターキーをローストしてみたい! という野望を抱きつつ、オーブン用品部門を眺めているのです。

来週はゼイバース1階の食料品部門から、「これぞニューヨークの味」と言える美味いろいろについてお届けします。乞うご期待!

 

★次回の更新は7月13日(金)です! 

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コメント

私もキッチン用品を見て歩くのが大好きです!
ユニークなもの、可愛いものがあって楽しいですよね!

ル・クルーゼというと初めて買った大きなダッチオーヴン鍋のことを思い出します。
これでオーヴン料理が上手く出来る!と
喜んで買ったは良いけれど、
あまりの重さに泣きそうになりながら、
パーキングまで運んだのでした(^^;
もちろん今でも愛用しています。

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プロフィール

渡辺葉
渡辺 葉(わたなべ よう)
翻訳家・エッセイスト。慶応大学卒業後、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校への留学を経て女優を志す。95年からニューヨークで暮らし始め、舞台女優として活動。現在はエッセイの執筆や料理本の翻訳などを手がける。料理とダンスが大好きな、好奇心旺盛な女性です。
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