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2007年11月

2007年11月30日 (金)

おいしい♪ サンクスギビング・デー

なかなか治らない風邪→モノカキ仕事大幅遅れ、とバタバタしており、先週は図らずも更新をお休みしてしまいました。みなさまお元気でしたか?

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木の葉もすっかり落ちて、冬じたくに入っています。

先週の木曜日は、サンクスギビング・デー(※1)でした。アメリカに来てすぐのころは「勤労感謝の日みたいなもの?」と“意訳”(←勘違いともいう)していましたが・・・これは、17世紀初頭に宗教的弾圧を逃れて英国から移住してきた人々が“新天地”(もっとも先住の民はいたわけですが)で無事に生き延びることができたことを神様に感謝して定めた祝祭日。クリスマス、イースターと並んで大きな祭日で、日本でいえばお正月かお盆のようにほぼすべてのビジネスはお休みになります。家族で祝うケースが多いのですが、都会では独身者やいわゆる「核家族」も多いもの。なので、友人同士で集まって食卓を囲む祝祭へと変化しつつある気配です。

ワタクシは去年、今年と続けて、友人のマドモワゼル・トモ&マサ料理長のお宅にお邪魔してきました。「おいしいもの用意するから、飲み物だけ持ってきてね」とのお誘いにワインをたずさえ、ふたりのおうちを一路目指すっ。

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「よっ、いらっしゃーい」とおいしい匂いと共に迎えてくれた、厨房の美男子。

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食卓で待つ美女、マドモワゼル・トモ。「ワインもおいちい♪」とゴキゲンです。

ドアを開けると、いたいた! 去年も一緒にサンクスギビングをすごした友人たち・・・。「私たちサンクスギビング難民だよねー」と笑いつつ、みんないつもはそれぞれの仕事で忙しいので、こんな祝祭日をきっかけに集まれるのは実はとってもうれしいことです。

我々がイソイソとやってくる理由はもうひとつ・・・それはずばり、マサ料理長のお料理! なにしろ彼はニューヨークでも定評のあるイタリア料理店で日々、包丁をふるうプロのシェフなのです☆
「こんにちは~」とキッチンをのぞくと、バンダナきりりと頭に締めたマサ料理長がジュウジュウとおいしそうな匂い&音をたてて、きのこをソテーしているところでした。マドモワゼル・とも&サンクスギビング難民(←世界一幸せな難民ステータス)のわれわれは、食事時間を目前にしたワンコのように、顔はハッハッハッとにっこりスマイル、お尻ではそわそわと尻尾をふりつつ、世間話に花を咲かせて待ちます。

そして! いよいよ!!
「ほらよっ」と運ばれてくる饗宴の品々。いいですか? いいですね? 報告しますよっ。今年のメニューは・・・
  •きのこのオリーブオイル+ガーリックソテー
  •甘いチェリートマト入りシーザーサラダ
  •ロブスターのグリル
  •タラバガニ&トマトソースのリングィーネ
  •帆立とトビコのスパゲティ
  •シーフードドリア
  •ロブスターの爪を蒸したもの

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香ばしい匂いがプ~ン、のロブスターグリル。右のフライパンは、パスタに使う海鮮だし。

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マサ料理長スペシャルの数々。どうだどうだっ

ワインは軽くて爽やかなイタリア版シャンパン“プロセッコ”と、コート・デュ・ローヌ(赤)。お腹をすかせたサンクスギビング難民はしばし、「きゃあっ」「おいしいぃ」「んむぅ」と、猫のどゴロゴロ状態に・・・。

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「むふー」と喜びのため息をもらす、サンクスギビング難民の面々。

いやぁ~。プロの技はさすがですね。蟹&トマトのリングィーネは蟹のもつ旨味とトマトの甘酸っぱさが溶け合い、帆立&トビコのスパゲティは帆立の甘さとトビコのプチプチ感、そして上に載せたふんわり細切り紫蘇の爽やかさが絶妙なるハーモニーを奏で、もうもうそれはそれは。シーフードドリアはホワイトソースとろ~り、海老や貝、小さなイカの味が口の中でじんわりと広がります。ジューシィなきのこソテーは、テーブルに並んで数分で完売に。ロブスターのグリル&蒸したものも、シーフード好きにはたまりません。

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上はカリッ、中はとろ~。このシーフードドリアがね、たまらないんです♡

すっかりお腹がいっぱいになったら、引続きワインを飲みながらおしゃべり。でもデザートは別腹ですもんね。友人が持参したいろとりどりのケーキを「私こっち~」などとワガママいっぱいに選び、おいしい紅茶と共にいただきました。

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デザートはケーキいろいろ。ワタクシはチョコレート+カスタード+ラズベリーの三段ムースを選んでみました。ブドウの香り爽やかなプロセッコがよく合うんだわこれが。

サンクスギビングが終わると街はクリスマス一色。12月はニューヨークの冬じたくをテーマに更新してゆきたいと思います♪

(※1)アメリカでは11月最後の木曜日。学校や公共機関、多くの企業も木~日までの長い週末となります。カナダでは10月末に行われるそうです。11月だと寒くなりすぎちゃうからかな?

 

★次回の更新は12月7日(金)です! 

2007年11月16日 (金)

道で、地下鉄駅で、ストリート・パフォーマンスが面白い!

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風は秋色♪ ゲージツの季節なのだ

久々にセントラルパークを散歩してきました。そろそろ本格的に寒くなってきて、風が吹くと耳が冷たい! でも木の葉がざわざわと鳴って、なんだか季節限定の特別な音楽を聴いている気分になります。

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黄金色の葉っぱを風が揺らして、それはそれは素敵な音楽を奏でるのです♪

週末の公園散歩、楽しみのひとつは大道芸人のみなさんです。太鼓を持ち寄ってテケテケと叩く人たちや、石畳をものともせずブレイクダンスを披露する人たち。半裸に黄金のフンドシを締め、足首には何重にも鈴をつけてシャンシャンシャンと足踏みをしながら、ギュンギュンものすごい勢いでバイオリンを弾き、同時にオペラのフォルセット(男性が女性なみのソプラノで歌う、あれです)で高らかに歌い続ける・・・というものすごいパフォーマンスをしている男性を見たこともあります。動きがあまりにも激しく、またそれ以上に衝撃が大きくて、写真には撮れませんでした・・・(後悔)。

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セントラルパークの池端にて、アクロバット芸を披露するお兄さんたち。

本日は、ひとり黙々とジャグリングする青年を目撃。練習しているのかパフォーマンスなのかいまいちわからないさりげなさだったので、立ち止まった人はみな、ちょっぴり遠慮がちに見守っていました。

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午後早めの公園で、ひとり黙々とジャグリングを続ける青年。なかなか楽しそうでした。

ニューヨークではストリート・パフォーマンスがとっても盛ん。公園だけでなく地下鉄構内、時には電車の中でも音楽やダンス、アクロバットを見かけます。
地下鉄車内のパフォーマーは、個人的にはちょっと苦手かなぁ。走行中の車内で宙返りするなどアクロバティックなブレイクダンスを見せる少年たちとか、ギターをかきならし「アモ~レ~♪」と熱唱するマリアッチのおじさんとか、面白い芸人もいるのですが・・・乗客としては、静かに本を読んだり考え事をしたいときもある。大通りや駅構内など、観客が自分の意思で観客になることを選べる場所で演じるのは、大道芸の約束という気もします。

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タイムズスクエア駅にて、ひとりパントマイム(のスタンバイ)をする青年。音がないのでなかなかみんな立ち止まってくれず・・・がんばってね!!

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そこから20メートル先では、こんな人垣が・・・

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ジュリアード学院の生徒さんかしら、コントラバス、チェロ、ヴィオラとバイオリンふたりの五重奏でした。クラシックはやはりホッとするなぁ~。

大道芸って、芸そのものが「巧い」、「面白い」のはもちろんのこと、観客との距離の設定も重要ですよね。「これから面白いことしますーッ」と叫んでも、みんな忙しいからなかなか立ち止まってくれない。でも、すでにそこで何やら演じていて、それが好奇心のアンテナにピピッとひっかかると、多少急いでいても「どうしたどうした、なにやってんでぇ(←江戸っ子)」と足を止めたくなるのが人間の心理というもの。

その点、音楽は強い! 言葉を越えた言語ですものねー。ピピッとアンテナが反応するパフォーマーに出会うと、まるで一日の「おまけ」をもらったみたいにうれしくなってしまう。
たとえば、このお兄さんたち
こっちもかっこいいですよ! 

ヒプノティック・ブラス・アンサンブルという名のこの兄さんたち、思わずふたつリンクつけたくなるほど、ニューヨークで話題のパフォーマーなのです。

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シカゴ出身、ニューヨークの路上から世界へはばたくヒプノティックのお兄さんたち。左端のシンバルを抱えたドラマー君以外は、全員血のつながった兄弟なのです!

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路上だけでなく、コンサートホールやクラブでも人気沸騰中の彼ら。これはマンハッタンのアーロン・デイヴィス・ホールでのライブ風景

9人編成のこのバンド、ブラス(管楽器)を吹いている8人はなんと兄弟! ジャズ&ソウルでは伝説的なトランぺッター、フィル・コーランを父に持ち、小さいときからブラス楽器の演奏をはじめ楽譜の読み方、歌など徹底的に音楽を叩き込まれて育ったそうです。故郷シカゴからニューヨークに来たのは、2005年のこと。私が彼らをはじめて見たのは昨年秋のことでしたが、思わず立ち止まって聴きほれ、その場でCDを買ってしまったほどでした。私の友人もみんな「知ってるわ! かっこいいよね~」とメロメロなのです☆
路上で彼らに出会うたび感心するのはホットで素敵な音楽だけでなく、聴いたあと思わず微笑んでしまう、ポジティブなエネルギーをくれること。先日、ある記事のためにインタビューをお願いしたのですが(←職権濫用)「聴いていると元気になる。明日もがんばるぞって思わせてくれる、そんなふうにタマシイの薬になる音楽を作っていきたいんだ」とコメントしてくれました。
すでに人気アーティストとの共演もひっぱりだこで、夏にツアーしてきたヨーロッパに早くもこの冬、再び招かれている彼ら。ドイツ、オランダ、イギリスとアイルランドで演奏してくるそうです。2008年には日本上陸も考えているとのこと。機会があったら、お見逃しなく!
ホームページはこちら

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すませんっ。かっこいい男の子君に囲まれて舞い上がっております。いちばん若いブラザーに「君、いくつ? 22歳くらい?」と聞かれ、(やっぱ干支一回り以上サバ読んだらまずいよね・・・)と我に返って、「いや~、もっと上だよぉ」と笑っておきました(汗)

 

★次回の更新は11月23日(金)です! 

2007年11月 9日 (金)

クイーンズ中華街ニテ、我、点心心満タス

いつもは特に意識していないのに、誰かが「○○を食べにいってさぁ」などと話しているのを耳にした途端、眠っていた欲望が目覚めてしまうことってありませんか?

ティラミス中毒、オムライス中毒など数々の中毒を克服し、あとは手打ち蕎麦中毒(日本に一時帰国したとき一気に勝負!)を残すばかり・・・と、酸いも甘いも噛みわけた大人に成長したワタクシ。しかし臨時OL生活で仲良くなった佳子さんから「飲茶してきたんです~」と聞き、さらに彼女のブログを読んでしまった瞬間、私の中の“点心心”(テンシンゴコロ、と読みます)に火がついてしまったのでございます。
実はワタクシ「世界蒸し物愛好家連盟」に加盟してまして、というか主催ワタクシなのですが、点心、それも蒸し餃子とかシューマイとか蒸し物系を前にすると笹をほうばるジャイアントパンダの如く恍惚となってしまうのです。熱い蒸籠を開けるとふわーっとたちのぼる、竹の清々しい香りと混じったおいしそうな匂い。小龍包なんかの下に敷いた白菜もよいですねー。生姜じょうゆをつけるといくらでもいけてしまう。

というわけで「飲茶したいですぅぅ」と佳子さんに訴えたら、「じゃあ行きましょう」と爽やかに即答してくれました!

世界の大都市といえば必ず中華街があるようですが、ニューヨークにはなんと三つもあります。ひとつはマンハッタンのチャイナタウン。以前お伝えした雲呑麺&ジジカフェもこちらです。それ以外にクイーンズ地区、そしてブルックリン地区にもひとつずつ、かなり大規模な中華街があります。
さて我々は一路、クイーンズ中華街を目指すっ。中国系、韓国系、インド系などアジア人ばかりが沿線に住んでいることから「オリエント・エクスプレス」の異名をとる地下鉄7番線に乗り、途中で佳子さんの車にピックアップしてもらってゴーゴー♪ 佳子さんのハンドルさばきは軽く、助手席のワタクシはすでに「シューマイと、蒸し餃子と・・・」と指折り数えています。

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点心心をときめかせ、車は一路チャイナタウンへ!

辿り着いた「東王朝」は二階建てで、ヌォ~ンとそびえる入口はなぜか神社の鳥居を思わせる!? 午後一時過ぎていたこともあって二階のメインダイニングはそれほど混んでおらず、すぐ着席。さあ念願の飲茶開始! 

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なぜか神社の鳥居を思わせる飲茶の殿堂、東王朝。

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このゴージャスさをごらんくださいッ! しかしなぜバラが?

さっそくワゴンが回ってきます。ここはお客も9割以上が中国系。店員さんにも英語がいまいち通じない。こういう“プチ不自由”もなにかドキドキとうれしいのは、「何が食べられるかな!?」というスリルの混じった期待があるからなんでしょうね。
おばちゃんたちは広東語(たぶん)で「これ食べるでしょ、ほらおいしいわよ」とか「こっちは豚。こっちは鶏」とか(たぶん)言いながら次々に蒸籠を開けて中をみせてくれます。「これとそれと・・・あれもっ」と指差す私たち。

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「こっちもどお?」と(たぶん)広東語で語りかけてくれるおばちゃん。笑顔もニッコリ、サービス満点。

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飲茶デートを快諾してくれた佳子さん。多趣味多才な方なので、インスピレーション受けることしきり。

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いくぜ! とファイティング・ポーズ・・・のはずが顔ゆるみっぱなしの蒸し物愛好家連盟、略称ムシレン会員。

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上からシューマイ、海老蒸し餃子、豚の豆鼓蒸し。

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あれもこれも!と叫んでいたら、テーブルがいっぱいになってしまいました。

テーブルに並んだのは・・・
蒸し物愛好家には必須のシューマイ&海老蒸し餃子☆ お肉や海鮮を小麦粉の皮で包んで蒸しただけ。なのになんでこんなに美味しく楽しいんでしょうね? つるっ、ぷりっ。ワタクシの中の“点心心”も喜びにフルエテおります。透明なスープに浮かんだ大きな餃子はなんとフカヒレ入り♪ 「コラーゲン!」と叫びつつ堪能する女子2名。スープも上品な味で、いちばんのヒットかも。
さらに小さく切った豚の骨付き肉の豆鼓蒸し。豆鼓、私はまだ使いこなせないのですが、おいしいですね。それからナスに海老を挟んで蒸したものと、中はふんわり、外はカリッの鶏。かなりのボリュームです。
・・・と言いつつも、タロイモのコロッケを追加。サクサクして軽い衣の中にはなめらかにマッシュしたタロイモ、その中には肉や野菜を煮込んだものが隠れている、なかなか凝ったコロッケです。んふー。お腹いっぱい! お値段はチップ混みでふたり分48ドルでした。(ひとり分約2700円? チャイナタウンの相場ってもっと安いのですが、フカヒレ入り餃子が他のより高めだったみたいです。ひとつひとつのお値段は覚えていないのですがたぶん3~5ドル?)

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しかしまだ続く。これはナスに海老すり身を挟んだもの。

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なんともいえない味わいのタロイモに、香辛料の効いた具が隠れているコロッケ。

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お腹いっぱいでも別腹・・・のデザートは、満場一致(って、ふたりしかいませんが)タピオカに決定♪ しかしどうみてもコーンスープ!? マンゴーが入っているからかも。

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東王朝、一階はテイクアウトのお惣菜屋さん。

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さらに、店の奥にはス○バも!?

食後は近所の超級市場(スーパーマーケット、漢字で書くとこうなんですね。納得ですね)を散策。魚売り場の生きたスッポン、カエル、ごにょごにょと足を蠢かせるシャコたちに目が釘づけ。衝撃のあまり写真を撮るのを忘れました。
そういえば横浜の中華街は一度立ち寄っただけの私。日本に帰国したらぜひ行ってみたいと、改めて思ったのでした(アメリカではなぜか出会えない、ふんわりおいしい蟹玉(※1)を探すぞー)。

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食後は超級市場を散策に。歩いている人もほとんどがアジア系。

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ロンガンって言うんでしたっけ、甘い大きな真珠みたいなフルーツ☆

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アメリカのスーパーマーケットとはちょっとちがう、アジアの気配あふれるマーケット内風景。

(※1) フーヤンハイ(芙蓉蟹)、あるいは「エッグ・フーヤン」として安いチャイニーズ・テイクアウトにはあるのですが、ぺちゃっと平たいパンケーキ状。日本の中華の、ふんわりゴージャスな蟹玉とはぜんぜん違う!

 

★次回の更新は11月16日(金)です! 

2007年11月 2日 (金)

「紙」専門店にワクワク♪ そして手書き連盟も発足!?

文房具って好きですか?
トートツな質問ですが、多くの方が「はいっ」と答えるのでは?
ちょっとずつ異なる色合いや手触りのノートや便箋、色とりどりのペンや色鉛筆。手帳やダイアリーを買い替えるのはわくわくするし、素敵な写真やイラストつきのポストカードって思わず買ってしまいますよね~。私も文房具店を見かけると頬をゆるませ、用もないのに立ち寄ってしまう。だって、趣きのある文房具店って、プチ美術館のように豊かな気持ちをくれると思いませんか?

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見かけるとつい手が伸びる、猫ポストカードのみなさん。

アメリカの場合、どうも「文房具」というより「事務用品」というべき味もそっけもないオフィス用品をだーっと揃えた、実用一点張りのチェーン店が多いのが実情。そういう店はコンピューター関連のアイテムも揃うので便利だけれど、「趣き」は、うーん。
でもニューヨークには素敵な文房具店もあるんです。その筆頭にあげたいのがケイツ・ペーパーリィ。紙好きのケイトさんという女性が1988年に作ったお店で、現在は息子さんのライオネル氏が社長となり、元祖グリニッジビレッジ店のほか、ソーホー、アッパーイースト、ミッドタウン、そしてお隣のコネチカット州に店舗があります。

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ニューヨークが誇る紙の名店、ケイツ・ペーパーリィ。こちらはロケーションを変えて再オープンしたソーホー店。

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「紙のことならなんでも聞いてくださいね」とケイツ社長のライオネル氏。日本にも出店したいと考えているそうです!

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「ぼくたちもう10年近くこの店で働いているんだよ」とアージョン君(右)。「だって、素敵なお店だもの!」とジェイリーンさん(左)

“ケイトさんの紙の店”という屋号どおり・・・まあちょっと見てください。紙フェチ(?)でなくとも「うわ~」と歓声をあげてしまうような、端正できれいで楽しい紙の数々が、せいぞろい。ラッピングペーパーだけでなく、そのまま額縁に入れて飾りたい紙もあります。手漉きの紙などは、木や針金で枠を作って行灯にしたら素敵かも♪ ライオネル氏によれば、なんとっ。4000種類のバラエティを揃えているのだそう。便箋&カード用の紙にもいろんな色と形があって、空の雲とか羽根みたいな透かし模様が入っているのもあって、1枚からだって買えるんです。

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だーッ! と並ぶ紙、紙、紙。

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材質や手触りがユニークな紙もいろいろ。このごろ注目を浴びているという、レタープレス(昔ながらの印字法だそう)を使った紙もあります。

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いつか行ってみたい街、あるいは懐かしい街の地図など、額に入れて飾って楽しみたい紙も。

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結婚式の招待状などにも、このごろはカスタムメードのユニークなカードを使うカップルが増えているそう。

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引き出物のワインのために、オリジナルラベルも作ってくれるそうです!

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ネズミのソフィーちゃんがついたフォトアルバム、なんてのも売ってます。

紙は紀元前2世紀ごろ、中国で発明(※1)され、日本には7世紀初頭、ヨーロッパには12世紀ごろに伝えられたのだそうです。ケイツ・ペーパーリィでも日本やタイ、マレーシアのアジア発と、イタリア&フランスのヨーロッパ発の紙がいちばんの人気。そして、ここ数年はアメリカでも手漉きの紙を作る職人さんが増えているそうです。
同時に、紙のリサイクルに対しても以前より意識が定着しているみたい。ショップでもらう紙袋やコピー用紙などにも、再生紙100%のものが増えてきたのはうれしいことですね~。

ところで、実はワタクシ「世界手書き連盟」に加盟しております(というか、主催ワタクシです。加盟者募集中なり)。受け取る郵便物の99%以上が印刷された活字になってしまった昨今、手書きの手紙をもらうとそれだけで一日中ホクホクしませんか? それに、だから、自分が書き手になるのも楽しい! カフェなどで、便箋やノートに何か書いている人を見るだけでもうれしくなってしまう。
普段はメールでおしゃべりしている友人から、筆ペンでさら~さら~りと書いた縦書きの手紙をもらったときは新鮮でした。しかも内容は「・・・候」みたいな文語体ではなく、いつもと変わらない、女子同士のおしゃべり(当然か?)。感動のあまり掛け軸に仕立てて飾ろうかと思ったけれど、ニューヨークの住宅には床の間がないのであった・・・無念。

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手書きファンのワタクシ、今年から日記もつけはじめました(左)。お手紙書きにはおフランスの便箋ざます(右)

私は縦に書くと文字がうにょ~っと右か左に流れてしまうので、横書き専門です。お気に入りの書き道具は万年筆。あのペン先から生まれる文字には独特の味があるので、たまりません。その万年筆に入れているインクはおフランスのものなんざますけど・・・ええ、パリで買ったんざますの、ほほほ。
しかしユーロが高かったのでケチって6本入り1ケースしか買わず、あっけなく使い切ってしまいました。高いと言ってもせいぜい数百円だったのにぃ~と反省しつつネットで調べたら、なんとニューヨークではケイツ・ペーパーリィが扱っていることが判明。ソーホー店で働いているフランス人マダムがあちこちの店舗に電話をかけてくれ、取り置きしてくれました!

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一目惚れして買った万年筆(右上・緑の革のもの)。2本目の青いセルロイド製、そして友人にもらった銀のと、3本になりました。違う色のインクを入れて楽しんでます♪

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もひとつ、愛用の文房具。友人のハンコ作家、錦小路ナンシーさん がくれたマイ・ハンコ! やるせない後ろ姿がいいでしょ。

いつもの通信手段はテキストメッセージやメールでも、いや、だからこそ、紙の手触りと書き文字の味わいには格別のものがありますよね。そろそろクリスマスカードも店頭に並びはじめたので、ちょっとわくわくしているこのごろです☆

(※1) 古代エジプトのパピルスは、葦に似た草を原料とするけれど、紙の製造工程である「漉く=植物繊維を水に分散させて絡み合わせる」過程を経ていないので、厳密には紙というより不織布の一種なのだそうです。

 

★次回の更新は11月9日(金)です! 

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プロフィール

渡辺葉
渡辺 葉(わたなべ よう)
翻訳家・エッセイスト。慶応大学卒業後、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校への留学を経て女優を志す。95年からニューヨークで暮らし始め、舞台女優として活動。現在はエッセイの執筆や料理本の翻訳などを手がける。料理とダンスが大好きな、好奇心旺盛な女性です。
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