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2007年12月

2007年12月28日 (金)

みんなで踊ろう! 魅惑のベリーダンス♪

わーっっ!! 
と世界中のあっちこっちで叫びつつみんなして駆け抜けた、という感じの12月。1年を振りかえり、いろいろな思いがよぎる時期でもあります。

2007年、ワタクシにとっては思いがけなくうれしいひとつの「かたち」を感じることができた年でありました。それは・・・ジャーンッ♪ ベリーダンスのクラスなのです。
私自身はバレエ、ジャズ、モダンなどを経て7年前から踊りはじめたベリーダンス。以前から他の先生の代講やプライベートレッスンを教える機会はあったのですが、2007年1月からレギュラーのクラスを受け持っていました。実はなかなか難しかったりするこの踊り・・・でも12月に、クラス参加者初の「お披露目」をしたのです!

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実はワタクシ、ベリーダンサーでもあるのです。撮影・千葉諭

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ベリーダンスのクラスにて。みんな真剣かつほがらかにダンスダンス♪

最近は日本でも人気が出ているようで喜ばしいのですが、ベリーダンスって誤って解釈されがちな部分も多いみたい。「エッ? 肌も露に男の人をユーワクする踊りでしょ?」と思われていた方。チッチッチッ、それは誤解ですよ~! 女性的な美が強調される踊りなので殿方がクラクラしてしまうのは無理もないのですが、踊りそのものの“意味”はフラメンコやタップやヒップホップやその他すべてのダンスと同じ。踊り手にとっては「楽しいから、踊りたくてたまらないから」踊るだけのことなんです。それに、男性の踊り手だっているんですよ。

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この12月のステージより。大好きな曲、leylet hobを踊りました。撮影・星ゆき

ベリーダンスはエジプトを中心にモロッコなど北アフリカ、アラビア半島の諸国、トルコ、ギリシャ、アルメニア、ペルシア(現在のイラク)、イランまで、広範囲で踊られている民族舞踊のこと。現在ではブルガリアやマケドニアなどバルカン半島の音楽&踊りもベリーダンスのひとつとして考えられ、実に広大な地域で踊られているさまざまな踊りの総合的体系を指しています。いまではレストランやクラブなどのショーで踊ることも多いのですが、もともとは遊牧民の部族の中でいわば“盆踊り”的な娯楽として踊られていたり、また女性だけが集まって、妊娠している女性を囲んでベリーダンスを踊り安産を願う風習もあったといいます。以前ワタクシが踊っていたトルコ料理店では、トルコ人スタッフが「僕たちの国では老若男女関係なくみんな踊るんだよ。生まれたときからこういう音楽を浴びて育つんだ」と教えてくれました。

さて、わがベリーダンス・クラス。ベリーはじめて、ダンスはじめて! という方も多いのですが、だんだんとレギュラーで通ってくださる方も増え、毎回笑いの絶えない楽しいひとときです。
クラス前半では身体の各部分を独立させて動かす練習をするのですが、このエクササイズがけっこう難しく、はじめての方は「う!?」という顔をなさることも。でもねえ、身体って正直なもの。今日できなくても、「でも楽しいから、踊る!」と思って続けていると、だんだん動くようになってくるんです。

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ダンス発表に出てくれたわが美しきダンサーたち。左はなっちゃん、中はみよこちゃん、右はななちゃんです☆

今回の発表は、クラスをプロデュースしていただいているスタジオ(※1)のクリスマスパーティーの一環でした。出演ダンサーは3名。私も含めて4人で楽しい曲「Salma ya Salama」(※2)を踊り、それからクラス当初から毎回参加してくれていたみよこちゃんの初ソロ。そしてワタクシが3曲ほど踊って、最後にみんなでトルコのスーパースター、オマー・ファルク・テクビレク氏の名曲「Saskin」で締めくくりました。

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楽屋にて。カワイイ女の子ちゃんに囲まれてオネーサン幸せだわ♪♪

いや~、この準備がまた、楽しかったんです!! 振付を作り、いつものクラス以外にもパフォーマンス用のクラスをやり、みんなと衣装の相談をし・・・。ちょろっとアドバイスをするだけで、ダンサーたちの動きが変わっていく。より自由に、より柔らかに、より生き生きしたエネルギーが出てくるその過程をつぶさに見られたことは、言葉で表現しがたいほど。ひとりのダンサーとしてクラスを受けたり、パフォーマンスしたり・・・というソロ活動にはなかった「人とシェアする喜び」を存分に味わいました。
当日はロンドンからメークを学びに来ている若きヘア・スタイリストけーこちゃんにお化粧アドバイスをお願いして、みんなキレイに磨きをかけました♪ あまりに楽しかったので、またやろうよ!という話になり、2008年夏をニラんでいるところです。

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ロンドンから来た若きヘア・スタイリスト&メーキャップアーティスト、けーこちゃんがメーキャップ・アドバイザーになってくださいました。

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ショーの後に、ロビーにてポーズ。どや? なかなか決まっとるやろ?

何でも新しいことをはじめるのは度胸が要りますが、やってみてわかることも多いもの。「2008年は○○でもしようかなー」とお考えの方、「エイッ」とはじめてみると、以外な発見があるかもしれませんよ☆

2007年4月にオープンしたこのブログ、2008年もいろんな所に顔やら足やらつっこみつつ、ニューヨーク暮らしをお伝えしてゆきたいと思います。1月は11日が初更新です。ではではみなさま、よいお年をお迎えください!

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2007年はたくさんのサポートや心躍るコメントをありがとうございました。来る年もどうぞよろしくお願いいたします。

(※1)Center for Remembering and Sharing 作家の香咲弥須子さんが主宰するスペースで、ヨガやメディテーションなどもあります。
(※2)歌はbyイスラエル&スペインのフュージョンバンド、アラビナ。

 

★次回の更新は1月11日(金)です! 

2007年12月21日 (金)

極上の音の作りかた☆NYフィルのリハーサル見学

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ニューヨークの街並は、すっかりクリスマスもよう。これは5番街、由緒あるプラザホテルの斜め向かい。

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緑と赤、金に染まった街のなかを、こんなにポップな配色の方が通り抜けていらっしゃいました。

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ニューヨークといえば・・・ロックフェラーセンターのツリー。今年は小さめのライトで、大人っぽいロイヤルブルーがきれいに出ていました☆

舞台は1/3ほど埋まっていました。あっちからバイオリンが、こっちからホルンが聞こえてきます。音階を上がったり下がったりウォームアップをする人もいれば、難しい箇所なのか、はたまた“聴かせどころ”なのか、特定のフレーズをくりかえし練習する人も。そうしているあいだにも、それぞれの楽器を手にしたミュージシャンたちがどんどん舞台に到着。皆さん私服のせいか、朝なのでちょっぴり眠たげな人もいるせいか、なんだかとっても親しみやすい気がします♪

ここはカーネギーホールと並ぶクラシック音楽の殿堂、リンカーンセンター。ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラの“おうち”、エイヴリー・フィッシャー・ホールです。ここで一般公開のリハーサルがあると聞きつけ、さっそく訪ねてみました!

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クラシック音楽の殿堂、リンカーンセンター。向かって右がNYフィルの“おうち”エイヴリー・フィッシャー・ホール。向かって左がメトロポリタン・オペラ。

本日のお題目はショスタコーヴィチの交響曲4番ハ短調と、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調。なーんて、いかにも知っている風に書いてみたワタクシですが、クラシックは好きだけど超有名な曲しか知らないシロートであります。とにかく、ニューヨークが誇る交響楽団のリハーサルってどんな感じ? というミーハー精神で駆けつけてみたワケです。

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だんだんと、オーケストラの面々が揃ってゆきます。

NYフィルの現在の音楽監督はちょっぴりアンソニー・ホプキンス似のロリン・マ—ゼルですが、この日の指揮者はドイツからやってきたアンドレイ・ボレイコ。どです? なかなかかっこいいでしょ?・・・って、指揮者の人気投票してどうするっ(反省)。オーケストラが全員揃ったところでボレイコ氏が入ってきて、リハーサルがはじまりました。

リハーサル曲は、数時間後に本番のコンサートで演奏するのと同じもの。お芝居では初日の前日は照明や音合わせの「テクニカル・リハーサル」と、衣装をつけて本番通りに通す「ドレス・リハーサル」をやります。だからこのリハーサルでも本番と同じに演奏する通し稽古なのかと思っていました。
ところが、大違い!
ボレイコ氏「○○小節から、盛上げていく感じで」と手短に指示したあと、いきなりゴー! はじめて聴く曲なので何楽章かもわかりませんが、とりあえず思いっきり“途中”です。でもさすがにNYフィルですね。というか、プロの音楽家は皆ああいうものなんでしょうか。「助走」なしでいきなりジャンプ!!

しかし生の音楽っていいものですね~。バイオリンやヴィオラののびやかな旋律、トランペットやトロンボーンの勇壮な響き、チビ天使を思わせるピッコロの軽やかな音色。音の刺激が気持ちい~い☆ 前の晩睡眠不足だったせいか、つい座席にもたれてうつらうつらしてしまう。でもまだリハーサルだもんね、大丈夫だよね(何が!?)・・・

ショスタコーヴィチは、スターリン政権の共産党ソ連、1935~36年にこの交響曲を書いたそうです。お隣ドイツではヒトラーが再軍備宣言をしていた頃。ソ連ではスターリン独裁下、政敵の疑いをかけられた人々がどんどん暗殺されたり強制収容所送りになる「大粛清」の前夜でした。そんな中でこんなに心を揺さぶられるような音楽を作っていたなんて・・・。政権の気まぐれで褒められたり酷評されたりと、揺れながら作曲を続けた彼の心に思いを馳せてしまいます。

面白いのは、指揮者ボレイコ氏の指示の出し方。「ここは伸びるように・・・ポンポンポン、ラタタタタ・・・そして膨らみをもたせながら駆け抜けて」など感覚的な指示を出していきます。彼の一挙一動を見守り、一言一句を逃すまいと集中するオーケストラの面々のかっこいいこと!
指揮者の言葉を瞬時に消化して彼らが音楽を作っていく様子は、まるでみんなでひとつの彫刻を作り上げていくかのよう。「建築は凍った音楽である」と言ったのはゲーテだそうですが、逆に言えば、音楽は流れる建築か彫刻なのかもしれません

2時間ほどショスタコーヴィチの交響曲をリハーサルしたあと、休憩をはさんでラヴェルのピアノ協奏曲。ラヴェルはベルエポックの、文化と文学が華麗に花開いた時代のパリで作曲していました。時代や環境を反映してか、彼の音楽は色彩豊かな夕焼けや、猫の足の裏を思わせる軽やかでいたずらっぽくさえもある音色に聴こえます。

3時間ちょっとのリハーサルは、当初予想していたような“通し稽古”ではなかったけれど、かえってコンサートという完成品を作り上げるアーティストたちの横顔を見ることができて、貴重なひとときでした。

 

★次回の更新は12月28日(金)です! 

2007年12月14日 (金)

クリスマスじたくのニューヨーク

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先日は初雪が降りました! まだ積もるほどではなく、羽衣のような軽い雪。

すっかり初冬の顔になったセントラルパークをお散歩していたら、後ろから男の子が電話している声が耳に入ってきました。
「そうなんだ・・・昨日は僕たちも、ちょっとしたお祝いをしてね。クリスマスツリーを飾って・・・だって、ふたりで買うはじめてのツリーなんだもの・・・そうして僕がチキンを焼いて、サラダを作って、ロウソクをつけてディナーにしたんだよ」な・な・な・なんてかわいいんでしょう! まだ二十代そこそこの青年で、もしかしたら、はじめての真剣なおつきあいかな? 彼の後ろ姿に、思わず心の中で(あなたの大切なひとと、これから先もたくさん素敵なクリスマスをすごしてね)と声をかけてしまいました。

公園を抜けたら、クリスマスツリー屋さんがありました。この時期になると街のあちこちに出現します。大人の背丈以上の大きめツリーから、小学生くらいのおチビツリーまでいろいろ。そばを通ると、深々とした森を思わせるいいにおいが葉っぱから漂ってきます。

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この時期になると街もなんだか華やいできます。

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クリスマスツリー屋さん。チビツリーは25~40ドルくらいだそうです。けっこうひっきりなしにお客さんがきて、ツリーを選んでゆきます。

でもクリスマスが終わると用無しになってしまうツリーたち。「せっかく育ったのに、ごめんね」という気もしてしまう・・・。ニューヨーク市やボランティアの人たちが葉や細かく切った枝を街路樹の根元に敷く“マルチング”として再利用したりもするのですが、私の理想は、庭にツリーを植えて毎年飾ること。アパート暮らしなら、鉢植えの樹にリボンやオーナメントで“クリスマス仕様”の飾りつけをするのもいいかも。自分ではツリーを飾ったことがないのですが、毎年そんなふうに夢想しています。

この季節になるともうひとつ楽しみなのが、ホリデー・マーケット。ユニオンスクエアやセントラルパークの横などにテントが並び、ありとあらゆる小物を売っているのです。たとえば・・・キャンドル、手袋、アクセサリー。帽子やマフラー。冬を楽しく乗りきるためのグッズが多いですね。おもちゃとか革の表紙をつけた日記帳、ランプシェード、そしてもちろんクリスマスツリー用のオーナメントショップも!

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ユニオンスクエアに出現したホリデー・マーケット。こんな買い物なら、雪の中でも楽しい♪

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こちらはキャンドル&お香やさん。仏さまの頭部の飾り物があったりして、微妙にオリエンタル・テイスト!?

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もちろん! クリスマスツリーの、オーナメントやさん。いろいろ見ていると誰かにプレゼントしたくてたまらなくなります。そして、自分にも「一年がんばったよね」と贈り物をしたくなってしまう。

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あまりにかわいいので真剣に悩んでしまいました! 手染めレースニットを使った「ポンチョ」135ドル。でもねえ、あんまり自分ギフトばっかり買ってもねえ。

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こちらもかわいい! ヒラヒラのラッフル・スカーフに惹かれます・・・

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日が暮れるとますます雰囲気が増してきます

ワタクシも先日、そんな自分ギフトを買ってしまいました♪
ユニオンスクエアに出ているホリデーマーケットで、去年も気になっていたお店があるのです。ちょっぴりピーコさん似(?)のおにいさまというかおじさまというかおねえさまというか、マーブさんという方が自分で作ったアクセサリーを売っていて、クラッシィ&可愛く、かつ他とはちょっぴり違うユニークなテイストがアンテナにピピッとひっかかりました。

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マーブさんのお店のディスプレイ。ね、素敵でしょう!?

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ひとつひとつ、彼が自分で作っているそうです。マーブさんも写ってくださいとお願いしたら、「いえ、アタシはいいの・・・」とシャイな感じでご辞退されました(そこがまたカワユイ)

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マーブさんのお店で思わず衝動買いしてしまった自分ギフト。どこかレトロな感じが気に入ってしまったのです

この時期になると街もお化粧しますね。キャンディみたいな色の光の粒に彩られた街路樹やお店のディスプレイ、見ているだけでもワクワクしてしまう。アメリカでは家の前に豪華絢爛なクリスマス・ページェント(※1)を飾る家も多いのですが、住宅事情の厳しいマンハッタンではなかなかそうも行きません。それでもみんなあきらめず、窓にクリスマスリースやリボンを飾ったり、建物の正面についた非常階段にクリスマス・ライトをつけています。

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ふと頭上を見上げたら、こんなクリスマス仕度も。

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街路樹もおめかししてます

北欧の、スウェーデンだったかな? 毎年この季節になると、家々の窓にロウソク(あるいはロウソク型のライト)を灯す習慣があると読んだことがあります。外を歩く人の気持ちにポッと灯りがともるようにという、夜が長い土地柄ならではの思いやりなのだとか。
日本でもお正月になると玄関に飾りをつけるように、ニューヨークではアパートのドアにクリスマスリースを吊るす人もいます。なんだか、みんなが知らない人にも「よいホリデーシーズンをおすごしくださいね」と挨拶しているみたい。

クリスマス・プレゼントの買い物やらカードの手配、職場や友人どうしのパーティー。だれもが「わっせわっせ」とせわしないながらもうれしそうだったりして・・・ニューヨークでも「冬の祝日」をすごすための仕度が、着々と進んでいるようです。

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夕暮れの街で。友人や家族を招いて、クリスマスのパーティーをするのかしら。

(※1) 家の前庭に大きな雪だるまやサンタクロース、トナカイ&橇などの人形を出し、それがピカピカ光ったり動いたり・・・かーなり凝った見せ物を出す地域もあります。以前住んでいた北カリフォルニアではカーメルという街が有名で、わざわざ車で見に行ったものでした。

 

★次回の更新は12月21日(金)です! 

2007年12月 7日 (金)

発見! モナリザ・スマイルの秘密

突然ですが、みなさんはショーウィンドウに映った自分の顔に驚いたことありませんか? 「こ、この美女はいったい・・・?」という突然のトキメキならいいのですが、私によくあるのは「悲しくも不満でもないのに、口が『へ』の字になってる」というオドロキ。「だ、大丈夫ですか」と自分レスキューに走りたくなったことも!?
というわけで数年前から、基本の表情を「口は一文字」ではなく「かすかな微笑み」にシフトするべく努めています。微笑みとは言っても“チェシャ猫” ではちょっとコワイので、お手本はほのかなモナリザの微笑

地下鉄を待っているとき、ひとり考えごとをしているときなど、思い出したらとにかくキュッと微笑みを作ってみる。背筋を伸ばすのと同じで、誰が見ていなくてもいいんです。疲れ切っていても、そんなふうにスマイルをつくるとなんだか「帰ったらゆっくりバスタブに浸かろう♪」と気持ちがポジティブになっていくのが不思議。はじめに気持ちがあり、それが表情に結ばれていくこともある。でも、まず形をつくることで気持ちがふくらむってこともありますよね。

ところで先日、この“モナリザの微笑”の強力な秘密兵器を見つけました。それはズバリ! 「影」だったのです☆

サンフランシスコに本社を置くベネフィット発のこのペンシル。パール入り薄いピンクのペンシルでまず、上唇の中心「V」(※)をなぞり、そこから上唇の「山」へとパールをのばして付属の筆で境界線をならします。キュッと尖った上唇に“光を入れてあげるというワケ。次にモカ色のペンシルで、下唇の中心のリップラインより下に“影”を入れ、付属のチップでぼかします。

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初公開! ワタクシの愛用メーク入れです。ちょっと使い込んでますが、かわいいし旅行にも持って行きやすい。

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開けるとこうなってます。ブラシなども分けて収納しやすいのが◎

さて! 私がこのごろ夢中な「モナリザ・スマイル」の秘密は、次のステップにあります。上唇の左右の端にも、ちょっぴりだけ影を入れるのです。

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中央の2色に分かれたペンシルが、名づけて「モナリザ・スマイルの秘密兵器」 
パールがかったピンクで光、あずきがかったモカで影を演出。ワタクシはリップ系はコーラルが多いです。肌の色によって選ぶの難しいですね。

「口角をあげる」という表現はよく聞くけれど、いままでどうしたらいいのかわからずにいました。若き友人けーこちゃんの通っているメーキャップ・スクールにモデルとしてボランティアし、そこで行われた「ナチュラルメーク」でこのテクニックを知って、目からウロコが三十枚くらい落ちたのです。。
だって上唇の端を「チョチョイッ♪」と補正するだけで、ただ「ポヤーン」と開けた口でも、ほのかに微笑んでいるように見えるではありませんか!

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実演。すませんっ。モデル雇う予算がないので、自分の顔でやりますこれは「使用前」

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で、上唇の左右の端に、ちょちょい・・・と影を付け足します。

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こちら「使用後」。あえてニュートラルな表情にしていますが、口角が少し上がりました、よねっ!?

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こちらは最近のお気に入りアイテムのひとつ。英国発のコスメブランド、Freshの下地&リキッドファンデ。下地はローズウォーター、キュウリの花のエキス、椿の葉のエキス、スクアレンなどが入っていて、気持ちい~い。ファンデは薄づきなのにカバー力もけっこうあります。日本未上陸だけど、時間の問題かも?

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日本に帰国すると日本の優秀コスメを買いだめしてしまいます。油とり紙はやはり京都どす~。眉ペンシルも日本のものは硬くてこすれにくく、優秀! アイライナーは「マジョ・マジョ」の黒&ブラックシルバー。

そうして、1年前に出会った素敵なメーキャップアーティスト、MOTOKOさんのことがすぅ~っと蘇ってきました。自分の顔が持っている自然な影や色みをいかしてメークする方法を教えてくれたのは、そもそも彼女だったから。
私の手持ちの化粧品を使いながらMOTOKOさんが教えてくれたのは「作る」よりも「活かす」に重点を置いたナチュラルメーク。
たとえば私は目尻の周辺にコンシーラーを入れていたのですが、MOTOKOさんは「葉さんはここに自然な影と色みがあるから、それを活かすといいの」と、ブロンザー(日焼けした肌を演出するのに使うブロンズ色のお粉)を使い、アイホールの影とつなげる方法を教えてくれました。ファンデの色選びからアイライシャドウのグラデーション方法まで、ひとつひとつが衝撃的に新鮮でしたよ~。

Motoko

そしてっ! スペシャル・ゲスト、MOTOKOさんのお写真です。うっつくしいと思いませんか????? 実際には小柄でほがらか、気取りがなくてがんばり屋さん。仕事には完璧にプロで美意識の高い、もう惚れずにはいられないお方です♡♡♡

ハリウッド女優やセレブのクライアントやファッション誌も多く手がけるMOTOKOさん。誰かを「きれいにする」のが彼女のお仕事ですが、彼女自身のナチュラルに輝くような美しさに、私は惚れてしまいました。仕事に対する真摯さ、見分ける目と美をつくる腕の確かさ。本当に、彼女のことを考えるだけで口角が上がってしまうくらい素敵な人なのです! 国際美容連盟から来年1~2月ごろ発行予定の「メイクアップアーティストになろう」(仮題)という本にもMOTOKOさんが登場するそうなので、メークに興味のある方はぜひ書店をチェックしてみてください♪ ワタクシ熱狂中の“モナリザ・ライン”に関しては「唇のエッジのところをよくブレンドしてね。でないと唇ばかりが目立ってしまうから」とコメントしてくださいました。

自分の顔が自然に持っている特色を活かして「いつもよりちょっぴりキレイ」になれたら嬉しいですよね。みなさまも、光と影を利用したモナリザの微笑メークをぜひお試しあれ!

★MOTOKOさんのポートフォリオはこちらです
こちらのウェブマガジンもおすすめ! 記事は英語ですが、MOTOKOさんがアジア人女性のメーク相談に親切に答えてくれます 

(※)この部分、“キューピッドの弓”って言うんですって! 自分の唇の上にキューピッドの弓があるなんて、ちょっと想像するだけで笑顔になれそうですよね♪

 

★次回の更新は12月14日(金)です! 

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プロフィール

渡辺葉
渡辺 葉(わたなべ よう)
翻訳家・エッセイスト。慶応大学卒業後、カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校への留学を経て女優を志す。95年からニューヨークで暮らし始め、舞台女優として活動。現在はエッセイの執筆や料理本の翻訳などを手がける。料理とダンスが大好きな、好奇心旺盛な女性です。
ブログとあわせてチェック!
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